止めたい付き合い

2018年、コロナ前。

今回コロナにかかってしまう原因ともなる集まりが頻繁に行われていた。集まりとは、1人1本の日本酒を持ち寄るカラオケ大会。

だが、主催するおばちゃんが、わたしには悩みのタネだった。今回だって行きたくなかった。そしたらコレ(コロナ)だ。メンバー7人中3人コロナだ。仕事に穴を開けて迷惑をかけるし、本来もらえるはずの時給がパーになったじゃないか。主催の問題のおばちゃんはしれっと「私かかってない(^o^;」と抜かしている。


最初の頃は楽しくやっていた。メンバーも10人を超えるくらいいた。

自分がアダルトチルドレンとわかってからその主催のおばちゃんを考えると、確かにおばちゃんも毒親を抱えていたのだと思う。自己主張激しく、酒が入らなくても十分他人との距離感がオカシイのに、酒が入るとさらにスイッチが入る。何が悪かったのか?が他人にはわからないことで急にキレる。本人にもわかっていない(覚えていない)かもしれない。

初めてスイッチが押されたとき、カラオケメンバーはびっくりして、主催のおばちゃんをなだめる役と、付き合いきれず帰るグループに別れることになった。

わたしは当然付き合いきれず、怒って帰った。

問題は、Kくんだ。

この頃Kくんはすっかり女性の格好をし、カラオケは女性ボーカルの曲をキンキン声で歌っていた。主催のおばちゃんに「カワイイ』と褒めてもらうことで自己肯定をしていた。女性として認めてもらえる大切な場所だったのだ。わたしにはそれも気に食わなかった。

酒が入ったわたしは、同じく酒が入って「自分は、カワイイ女のコ』とブリッコ(死語)ー頬や顎に指を当てて、「ぷぅ〜』とふくれて見せたりするのだーを始めるKくんを見てますますイラついていた。
主催のおばちゃんには認められている女性のKくんだが、いつも一緒にいるわたしはKくんのことをまだまだ女としては見れない(受け入れられない)のを突きつけられていた。

Kくんは自分に自己肯定を与えてくれる大切な場所を守るため、主催のおばちゃんをなだめる側に回った。

なんであんな奴のご機嫌取りなんか。。。

わたしは怒りでくらくらするのか、酒でくらくらするのかわからないまま、家に帰って寝た。





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