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物書きレベル・文章レベルが低いので、noteを活用してレベルアップしたいです。 好物…

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物書きレベル・文章レベルが低いので、noteを活用してレベルアップしたいです。 好物:醤油と牛丼(チーズと生卵付き)

記事一覧

吠える金(SS小説)

『いいか、俺様はこんな汚いところにいるべき男じゃないんだよ! もっと相応しい場所があるんだ! なのになんだお前らときたら! 野良犬みてぇに薄汚れた格好しやがって…

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1年前
1

つめたいクマ(SS小説)

 日が昇ると、僕は目覚め、洞窟から顔をひょいと出す。  ご飯を探しに行かなきゃいけない。巣穴から一歩足を踏み出すと、足元の土が凍りついた。パリパリという音と共に…

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1年前
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のんべいだらり(SS小説)

「ふんふふーん♪」  男は丸いシールをすすんで腕に貼る。  一枚、二枚、三枚、二分の一枚。男は三・五枚の濃度にしたかった。  ハサミで切った残りを紙袋にしまう。…

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2年前

小さな小さな郵便屋さん(SS小説)

 真夏の北海道には、小さな働き者がいる。  てこてこ這う小さな毛玉くん。注意して見なければ見失ってしまうのだ。  よく見ると、ぴよんと伸びた尻尾が一つ付いている…

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2年前

キャットボーカロイド(SS小説)

 わたしのお父さんはいつも美味しいタレを持ってる。  しかし、ちょっとしかくれない。いじわるめ。  甘く鳴いて強請っても、ちょっとの量しか増えないのだ。  ちっ…

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2年前

子林檎ちゃん(SS小説)

 果樹園には多くの林檎が生っている。  新米はこの果樹園の新人だ。  果樹園お揃いのエプロンをしっかりと着て、真剣にガラガラを振る。  ――ガラガラ♪ ガラガラ…

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2年前
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金持ちになれる枕(SS小説)

「まだだ、まだ足りない。睡眠パワーがまだ半分しか溜まってない。これでは世界中の人間を眠らせ、その隙に世界征服する私の計画が叶わないではないか! おいデルタ、あい…

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2年前
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Sの奇跡(SS小説)

 今日、この夜を待っていたんだ。  人々はカメラを持って空を見上げた。夏の終わりから秋を呼ぶ風が三日月の奇跡も呼ぶ。  東から登る月と西から登る月の二つ、この世…

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2年前
1

牛角煮カレー

昔から好きなレトルトカレーの一つが牛角煮カレーである。同じシリーズに豚角煮カレーがあるが食べたことはない。どこかで会ったら買おうっと。レトルトで他に好きなのはコンビニのキーマカレーだ。レトルトのキーマは少ないからちょっと残念。たまにリンゴ入りカレーも好きで食べる。

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2年前

文字起こし

今日は文字起こしをした。十分にも満たない会話を打ち込むのに一時間以上かかった。五秒戻すだけのボタンがほしい。いちいちマウスで巻き戻すと三十秒も戻しすぎたり、指がブレて逆に進んだり、手がかかる。特に五分に一回くらいの、何言ったかわからない瞬間が困る。何だ、何て言った?

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2年前

こんばんは。私がつぶやきを始めた理由は100日投稿チャレンジを行うためでした。そして昨日の投稿通り、当初の目的を果たせたためこれを機に毎日投稿を一度終えたいと思います。
今までお読みいただき、誠にありがとうございました。
もしかすると再開するかもしれません。
それでは。

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3年前

毎日つぶやき投稿100日チャレンジ達ッ成!!!おっしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!長かった……!ここまで長かった……!話題が無くてピンチの赤ランプが常時光ってたけど三か月ちょいの試練を無事にやり遂げた……!よくやった私!がんばったな私!私の鼻も高いぞ、最高だ私!

……継続すべきか?

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3年前

サスペンス/ミステリー系の邦画をTSUTAYAで片っ端から調べてみると主人公の肩書がバラエティ豊かで興味深かった。てっきり刑事が多くを占めているものと思っていたら半分もいかない程度だった。詐欺師、検事、科学者、教師、学生、医師、ジャーナリスト、探偵など他作品との違いを見せている。

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3年前

演劇で地声を発声することになって気づいた。気分によって声のトーンが激しく上下する自分は地声がどの時の声なのかわからない。キンキン声だから聞き取れないと母に言われた時の声なのか?むくれて地の底を這っているようになった時の声なのか?どれだ?
地声を普通に出せる人ってかっこいいなぁ。

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3年前

皆さまはご自身の誕生日石を知ってますか?月ではなくて366日ごとに決められている方です。多くの人は宝石ですが人によっては“石”らしくない物が誕生日石になっており、調べると面白いですよ。砂金や角、スカラベ(彫刻)等々びっくりします。一度、石言葉も併せて調べてみてはいかがでしょうか。

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3年前

「たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。」(ボードゲーム)と「キャット&チョコレート」(カードゲーム)で遊んだ。どちらも初体験だったけど、頭をひねってアドリブ力を試すタイプのゲームだったので好きなジャンルだった。そもそもゲームが好きなので、気の許せる相手と遊べて楽しかった。

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3年前

吠える金(SS小説)

『いいか、俺様はこんな汚いところにいるべき男じゃないんだよ! もっと相応しい場所があるんだ! なのになんだお前らときたら! 野良犬みてぇに薄汚れた格好しやがって、貧乏臭い、このウジ虫が! あぁ、なんでお前らなんて底辺のカスに拾われちまったんだ俺様は! いいか、このウジ共。まぐれとはいえ、お前らが俺様という高貴な一万円札様を手に入れたことは大変すばらしいことなんだぞ! その一流大学にも行ってねぇよう

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つめたいクマ(SS小説)

 日が昇ると、僕は目覚め、洞窟から顔をひょいと出す。
 ご飯を探しに行かなきゃいけない。巣穴から一歩足を踏み出すと、足元の土が凍りついた。パリパリという音と共に、僕の一日は始まる。
 僕はこの世に一頭だけの『つめたいクマ』だ。体は霜に覆われ、触れるもの全部が凍り付いてしまう。だから、他の生物と仲良くなれない。僕は一人ぼっちだ。
 でも、そんなこと、四百年も過ごしていたら慣れてしまった。昔、人里に下

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のんべいだらり(SS小説)

「ふんふふーん♪」

 男は丸いシールをすすんで腕に貼る。

 一枚、二枚、三枚、二分の一枚。男は三・五枚の濃度にしたかった。

 ハサミで切った残りを紙袋にしまう。

「こら、またそんなに貼って」

 同居人の星来だ。

 星来は鉄栄の心配をする。星来は生来のお人好しだが、これは鉄栄の不健康のせいだった。

 本来、アルコールパッチは一度に三枚以上貼ってはいけない。健康を害する恐れがあるからだ。

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小さな小さな郵便屋さん(SS小説)

 真夏の北海道には、小さな働き者がいる。

 てこてこ這う小さな毛玉くん。注意して見なければ見失ってしまうのだ。

 よく見ると、ぴよんと伸びた尻尾が一つ付いている。

 胴体からちまっと付いた手足に、ちょっと尖った鼻先と、そしてその頭には小さな帽子が乗っかっている。かわいい。

 てこてこ這って、毛玉くんはムキタケに着いたのだ。

「こんにちわ。今日のお手紙です」

 毛玉くんこと、コビトジャコ

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キャットボーカロイド(SS小説)

 わたしのお父さんはいつも美味しいタレを持ってる。

 しかし、ちょっとしかくれない。いじわるめ。

 甘く鳴いて強請っても、ちょっとの量しか増えないのだ。

 ちっ。

 もっとたくさん食べたいなぁ。

 ――ニャーン。

「明日も出すから、今日はもうあげられないんだピノ~。チュールの食べ過ぎは体に毒なんだよぉ。わかってほしいな~」

 あごの下を撫でられる。

 ――ゴロゴロ、ゴロゴロ。

 

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子林檎ちゃん(SS小説)

 果樹園には多くの林檎が生っている。

 新米はこの果樹園の新人だ。

 果樹園お揃いのエプロンをしっかりと着て、真剣にガラガラを振る。

 ――ガラガラ♪ ガラガラ♪

 ――キャッキャッ、キャッキャッ。

 赤ちゃんの笑い声がする。その声は林檎の実から鳴っていた。

「あやすの上手くなったね」

 木の向こう側でガラガラを鳴らす先輩が声をかけた。

「練習した甲斐がありました」

 新米は嬉し

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金持ちになれる枕(SS小説)

「まだだ、まだ足りない。睡眠パワーがまだ半分しか溜まってない。これでは世界中の人間を眠らせ、その隙に世界征服する私の計画が叶わないではないか! おいデルタ、あいつの改良はまだ終わらないのか! もっと眠眠マシーンの燃費を良くさせろ!」

「そんなこともう何度も頼みましたよ。私より、博士の幼馴染であるボスが頼んだ方がマッド博士に効きますって。私は私の作業で忙しいんです!」

「いや、あいつとはキノコタ

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Sの奇跡(SS小説)

 今日、この夜を待っていたんだ。

 人々はカメラを持って空を見上げた。夏の終わりから秋を呼ぶ風が三日月の奇跡も呼ぶ。

 東から登る月と西から登る月の二つ、この世界にたった二つの月は今夜ピッタリ重なるのだ。それは月食、日食、金環日食よりも珍しい何百年ぶりの「Sの奇跡」の夜なんだ。

 Sの奇跡は三日月の重なりによって生まれるSの字から名付けられた光景だ。きれいにSに見えることは残念なことに少ない

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牛角煮カレー

昔から好きなレトルトカレーの一つが牛角煮カレーである。同じシリーズに豚角煮カレーがあるが食べたことはない。どこかで会ったら買おうっと。レトルトで他に好きなのはコンビニのキーマカレーだ。レトルトのキーマは少ないからちょっと残念。たまにリンゴ入りカレーも好きで食べる。

文字起こし

今日は文字起こしをした。十分にも満たない会話を打ち込むのに一時間以上かかった。五秒戻すだけのボタンがほしい。いちいちマウスで巻き戻すと三十秒も戻しすぎたり、指がブレて逆に進んだり、手がかかる。特に五分に一回くらいの、何言ったかわからない瞬間が困る。何だ、何て言った?

こんばんは。私がつぶやきを始めた理由は100日投稿チャレンジを行うためでした。そして昨日の投稿通り、当初の目的を果たせたためこれを機に毎日投稿を一度終えたいと思います。
今までお読みいただき、誠にありがとうございました。
もしかすると再開するかもしれません。
それでは。

このじ

毎日つぶやき投稿100日チャレンジ達ッ成!!!おっしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!長かった……!ここまで長かった……!話題が無くてピンチの赤ランプが常時光ってたけど三か月ちょいの試練を無事にやり遂げた……!よくやった私!がんばったな私!私の鼻も高いぞ、最高だ私!

……継続すべきか?

サスペンス/ミステリー系の邦画をTSUTAYAで片っ端から調べてみると主人公の肩書がバラエティ豊かで興味深かった。てっきり刑事が多くを占めているものと思っていたら半分もいかない程度だった。詐欺師、検事、科学者、教師、学生、医師、ジャーナリスト、探偵など他作品との違いを見せている。

演劇で地声を発声することになって気づいた。気分によって声のトーンが激しく上下する自分は地声がどの時の声なのかわからない。キンキン声だから聞き取れないと母に言われた時の声なのか?むくれて地の底を這っているようになった時の声なのか?どれだ?
地声を普通に出せる人ってかっこいいなぁ。

皆さまはご自身の誕生日石を知ってますか?月ではなくて366日ごとに決められている方です。多くの人は宝石ですが人によっては“石”らしくない物が誕生日石になっており、調べると面白いですよ。砂金や角、スカラベ(彫刻)等々びっくりします。一度、石言葉も併せて調べてみてはいかがでしょうか。

「たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。」(ボードゲーム)と「キャット&チョコレート」(カードゲーム)で遊んだ。どちらも初体験だったけど、頭をひねってアドリブ力を試すタイプのゲームだったので好きなジャンルだった。そもそもゲームが好きなので、気の許せる相手と遊べて楽しかった。