理学療法士からスポーツトレーナーへ“選ばれる存在”を目指して私が準備していること
理学療法士/公立高校バスケットボール部、Fリーグチームのトレーナー
駒谷 凌さん
学生時代にスポーツへ親しんでいた経験から、「仕事としてもその世界に飛び込んでみよう」と思い立った駒谷さん。厳しい一面を肌で感じつつも、複数の現場に携わり、着実にステップアップしてきました。そんな駒谷さんへ、Ascenders Collegeとの出会いから今後の目標までをお聞きしました。
Q.最初にAscenders Collegeへ入会したきっかけを教えてください。
私がAscenders Collegeに入ったのは、前の職場で2年目の夏を迎えた頃でした。当時も整形外科に勤務していたのですが、なかなか自分の力を認めてもらうことができず、もどかしい思いばかり。
それで「見返してやろう」みたいな気持ちがわいて、自分で道を拓いていこうと決意しました。その時から「スポーツは稼げない」ということは聞いていたので、あえてそこに挑戦して、結果を出すところを見せつけたかったんです。
ちょうどAscenders CollegeスタッフのSNSを見つけて、コンタクトを取ったことで、入会にも繋がっていきました。
Q.講義を受けて印象的だったことはありますか?
Ascenders Collegeのなかでもプロコースを受講したことが、自分にとって大きな変化のきっかけになりました。
というのも私自身は理学療法士なので、医学や解剖学に関する知識はあっても、トレーニングに関する知識がどうしても不足しています。そのときにトレーナーとして一線で活躍する講師の方々に出会えたことが、それまでに無かったスキルを補うきっかけになりました。
プロコースでお世話になった田邉さんや齋藤さんといった講師の方々がいたからこそ、今こうして自分が現場に出られているのだと実感しています。
Q.現在はどのようなスポーツ現場に出られていますか?
公立高校のバスケットボール部と、日本フットサルリーグに加盟するチームに、トレーナーとして帯同しています。また、パーソナルトレーナーとして5人ほどの選手を見ている状況です。
トレーニングを担当している選手の競技はバラバラですし、現場ならではの厳しさに直面するにつけ、決して楽ではない仕事だと痛感しています。
一方で、選手の反応だったり試合の結果だったりが良い方向に向かうと、やっていて本当に良かったなと。自分のサポートを喜んでもらえたり「ありがとう」と言われたりすると、トレーナーとしてのやりがいを感じます。
Q.勉強している最中からスポーツ現場を獲得できた要因はどこにあると思いますか?
スキルももちろん大事ですが、いざ話が来た時に「はい、行けます」と言えることが大事かなと思っています。仮に声がかかっても、返答を待ってもらっているようでは、その間に他の人へ話がいってしまう可能性もあるからです。
とりあえず「はい」と言って飛び込めるかが、問われている世界のように感じます。
ただ、行った先ではスキルが大事です。いざ飛び込んだからと言って、自分の力が通用するとは限りません。選手もトレーナーの腕を見ていますし、選んでいます。選手と対等に話ができるようになるには、テーピング一つから実力を発揮できるよう鍛錬する必要があると実感しているところです。
Q.最後に今後の目標について教えてください!
私自身、元々はJリーグのトレーナーになりたいと思っていましたし、Ascendersの方々が海外サッカー選手を担当しているのを見て、自分も将来的にはそのポジションにつきたいと思っています。
ただ、そうした目標を追うあまり、中途半端な形で職場を辞めてしまうケースも見聞きしますし、今の職場でも自分を頼ってくれている患者さんがいることは忘れてはいけない事実です。
お世話になっている同僚も含めて、今の職場にも思いがあるからこそ、自分にとっても職場にとっても良いタイミングを探ると言いますか、すっきり辞められるように状況を整えていきたい!そういう面でも準備万端にした上で、ステップアップできたら最高だなと考えています。
アセンダーズカレッジではスポーツ現場で活躍するために多くのトレーナーが学んでいます。
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