怪我をしている人たちに伝えたい。
怪我をした今の気持ち、忘れないでください。
人は忘れる生き物ですから何かに書き留めておいてください。
辛いことと思います。アスリートであれば、焦りや不安、なんで俺が、なんで私に限って。
経験した人にしかわからないとは、まさにこのことですよね。
ですが乗り越えてみたら怪我をすると良い事ってたくさんありました!
一番は、”人に優しくなれる”ということだと思うんです。
これまでの自分って人の気持ちや痛みを知らなかったんだなと恥ずかしい気持ちにもなりました。
普通に歩いて生活できることがどれだけ幸せなことなのか。
自分の為に時間を使い、お見舞いに来てくれる人達の温かさ。
この人達だけはどんなことがあっても絶対に大切にしたい。
まさに「足るを知る」という言葉の意味を実感しました。
足るを知る・・・自分に不足しているものではなく、今、既に自分にあるもの、足りていることに目を向けるということ。
辛いですが、リハビリを通じて体への理解も深まります。
取り組み、考え方次第で復帰後は怪我をする前よりも成長した姿で競技に復帰できますよ。強く優しい心も携えて。