下関から関釜フェリーに乗って子どもと釜山を旅してきた記録④出発編【1】
いよいよ出発の日が来た。まさかひとりで子ども2人を連れて海外に行く日が来るとは。子どもがまだ小さかったときには考えられなかった。自分のことは自分で出来る年になったということだなあ。
フェリーの出航時間は19:45。下関港までは車で3時間。午前中に出発前最後の仕事を片付け、なんとなく早めに着いておいたほうがいいと思って13時半には家を出発した。車を運転し始めてからふと、飛行機みたいにチェックイン時間とかあるのかな?と気が付いた。今考えるとそら恐ろしい。乗船手続き時間は15:00~18:00まで。早めに出たつもりだったけど、実はそんなに早くもなかったらしい。ギリギリでいいや!と思わなくてほんとよかった。ほんとあぶなっかしいわ。
予定通り16時半には下関に到着し、港近くのスーパーへ。船で食べるお弁当や朝ごはん、お菓子やビールや飲み物を購入。後で知ったけど、実は船内は免税で発泡酒ではないビールも350mlが200円。ビールは船内で買ったほうが安い!船内には日本と韓国のお菓子も売っているし値段も普通だった。レストランもあり、韓国料理のキムチチゲ定食、ビビンバや日本食の唐揚げ定食、うどん、カレーなどが1,000円くらいで食べられる。我が家は部屋にこもりたいタイプなので買っていったけど、レストランで食べても全然リーズナブル。
出発の数日前に韓国のホテルでは使い捨てアメニティ類が有料になったというニュースが流れた。歯ブラシはもちろん、シャンプーやリンスも有料らしい。旅行用のシャンプーとリンスなどをドラッグストアで購入した。ちょっとこれは不便。
いよいよ下関港に到着。ここで初めて駐車料金のことを思い出した(笑)。1泊1,000円か、結構高いなと思ったけど、そこから近隣の安い駐車場を探す気持ち的な余裕はもうなかった。一般車用の駐車スペースはそんなに広くなかったけれど、数台の空きがあった。フェリーターミナルの目の前。荷物が多いと安心かも。
乗船手続き場所はすでに韓国語が飛び交い、韓国の雰囲気にあふれていた。8割が韓国の方、その多くが年配のツアー客らしい方々だった。ほんと韓国のおばさまおじさまって、元気よね!!
行商らしき大量の荷物を持った人たちもいて、下関フェリーは昔からこうやって日本と韓国を頻繁に行き来する人たちが利用しているんだなと感じることが出来た。
その中にぽつぽつと日本の学生さんらしき子たちや、家族連れの旅行者がいる感じ。この雑多で独特な雰囲気は、飛行機ではなかなか味わえない雰囲気である。
もらい画だけどまさにこれ↓
無事乗船手続きを終え、あとは出国ゲートを通って乗船するだけ。ここでまたもや初めて分かったのが、釜山からの帰りは21時出航予定だけどなんと17時半までには乗船手続きを終えないといけないということ。えーーー、早くない?ギリギリまで遊ぶつもりだったのでちょっと驚いた(それくらい調べといて!ちゃんと書いてあるから!)。あぶないあぶない。
手続きを終えてほっとしたのもつかの間、今度は「kkday」から電話が入った。いったいなんだ。
「釜山港で9時にご予約いただいたホテルまでのスーツケース宅配サービスですが、ご連絡遅れて申し訳ございません。釜山港の営業開始時間が10時に変更になったそうです。よろしいでしょうか?難しい場合は手数料なしでキャンセル可能です。」
えーー。これまた直前やな!困った。船が着くの8時なんで2時間待つのはさすがにつらいです!「釜山駅ならば9時でも大丈夫なんでしょうか?」
「業者に確認しないと分からないので確認してまたアプリにメッセージでご連絡します。業者になかなか連絡がつかないため、お時間頂戴することになるかもしれません。」
えーーーー。これから船に乗っちゃって電波分からないんですけど。やっべえ、不安しかねえ。でも仕方がないので、お願いした。対応はものすごい事務的だったけど、電話で知らせてくれるの逆にすごいよね。ありがたい。さっそく海外の洗礼を受けた気がした。まあ、最悪ロッカーに預ければいいしね。
いつ連絡が来るのか、予定の見通しが立つのか不安を抱えつつ、出国ゲートへ。審査は飛行機と同じ感じだったけど、荷物検査は、かなり、ゆるい。下関クオリティである。子どもたちは初めての経験だらけですでに緊張いっぱいのご様子。
さあ、いよいよ船に乗るよーーー!!!