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下関から関釜フェリーに乗って子どもと釜山を旅してきた記録③準備編【3】

話はさかのぼって渡航予定の1週間前。

突然下関の番号から電話がかかってきた。フェリー会社からだった。1回はガン無視していたけど(おい)、大事な気がしてちゃんと折り返してよかった。

「釜山からの帰りの船の点検作業が遅れている。欠航になる。日にちの変更かキャンセルか決めてほしい」。

なんと!ずいぶん気楽に言ってくれるじゃないか。こちらは低予算がモットーで決めたフェリー旅行現地1泊スケジュールだよ?子どもたちすでにめっちゃ楽しみにしているよ?キャンセルはちょっと無理だよ?

色々聞くとどうやってもあと1泊延期しないとフェリーでは帰ってこれないらしい。電話しながらPCで速攻ホテルの空き状況を調べ、1泊延期した。駐車場代はプラス2,000円だ(こだわる)。

予算ましまし、低予算計画が終了することが決定した瞬間だった。しかしまあ、後になって、1泊延期していなかったら大変なことになっていたことが分かるんで、結果オーライなんだけどね。

(フェリーは日本船の「はまゆう」と韓国船の「星希」があって、帰りは元々韓国船の予約をしていたけど、定期点検で何かあったんだろうね。今年の夏には日本船の点検作業で運休が決まっているらしい。)

突然決まった釜山2泊3日。1泊2日で計画していたので、一気に時間の余裕が生まれてしまった。どうしよう。

そこでまた登場したのが、低予算計画は頓挫したものの、まだ健在な「けちけち」計画。時間あるな。海雲台泊まるしな。子ども一緒だしな。ロッテワールドアドベンチャー釜山ってたしか料金62,000ウォンだったよな。ビジット釜山パス一気に元取れちゃうな…

個人的に全然興味なかったし行くつもりがなかったんだけど、「けちけち」計画のおかげで浮上したロッテワールドアドベンチャー釜山。子どもたちに聞いたら一番いい反応が返ってきた。よし、行くかあ!

そんなこんなで渡航3日前になって、ようやく行きたいところとビジット釜山パスの料金の比較を始めた。ビジット釜山パスは種類によって45ウォンから85ウォンのものまであり、行きたいところの料金を比較してどれくらいお得になるかでどれを購入するか、購入する必要があるか考えようと思っていた。

ロッテワールドアドベンチャー釜山行きが浮上したことで、もうどれを買っても元は取れそうなことが分かった。各種子ども料金を考慮してもパスのほうがお得(こういう時だけ細かくしっかり計算する)。

パスで行けるスポットは30か所以上あるのだけど、我が家は体力的に行けても1日2カ所が精いっぱいだろうし24hとか48hなど時間に追われたくない(忙しいのは嫌い)。

ってことで180日間有効で5カ所を回れるBIG5パスを購入。スマホは3人で2台しかないのでカード式にした。パスは交通カードとしても使えて、最初に3,000ウォンが入った状態でくれるらしい。これで入国してから現金がなくて移動できないなんてことがなくなる。

なんて至れりつくせり。ありがてえ。(←「韓国はデジタル社会」というのを信じ切って、電車は現金しか使えないことを知らず、ソウルで現金が少ししかないまま入国、ギリギリの現金で市内までやっとたどり着いた人)

https://www.kkday.com/ja/product/138477-non-koreans-only-24-hour-48-hour-visit-busan-pass-south-korea

渡航前日。下関から船が出るのが翌日の夜で釜山に着くのは翌々日の朝だから実質2日前だけど、到着してすぐにスーツケースを港から宿まで届けてくれる宅配サービスを予約することが出来た(予約締切は到着の2日前)。

これで心配ごとはなくなった!あとは着けばなんとかなる!(はず)詳細は次の日夜までにくれるらしい。日本の感覚で、予約できたから大丈夫♪と信じ切った。まあ、後で色々あるんだけどね…ああ、海外なんだよな、日本とは違うんだよな、と思い知ることに…

https://www.kkday.com/ja/product/31250

ちなみに私はハングル文字は書けないが読むことはできる。なので駅名や地名、メニューなどはハングルで読める。ソウルで、電車やバスに乗るとき、行先をハングルで読めるだけでもずいぶんと旅先での心配や苦労が違うと感じた。これは頑張っておいてよかった。

旅行で必須なのに私がいつまでも苦手なのは数字。日本語のように「いち、に、さん」と「ひとつ、ふたつ、みっつ」のように言い方がいくつもある。これがいつまでたっても覚えられないので、今回は娘に託した。春休みの自由学習替わり。頼んだぞ、娘。英語がある程度話せちゃうんでなんとかなってしまい、韓国語挫折しがちなのなんとかしたい。

必要になりそうなものを一気に印刷し、荷物を詰め、もう後は出発するだけだ。パスポートと船、ホテルの確認書、クレジットカードと現金さえあればまああとはなんとかなる。子どもたちもワクワクと緊張が一気にやってきたようでリアクションが面白い。

青白い顔で「緊張してきたーーーー」とつぶやく姿を見て、この緊張感は国内旅行では味わえないもんな。と企画してよかったなとすでに思えてた。

あ、ちなみに前回のソウルの教訓から、今回はちゃんと現金をある程度持っていこうと思っていた。ちなみに下関の国際フェリーターミナルには両替所がないので、事前に準備する必要がある。

調べたら宅配の両替業者が一番レートが良かったのだけど、7万円からしか両替できなくてあきらめた。そんなにいらん。仕事に追われて広島市内まで両替に行く時間もなくて、出張してたパパに空港で両替をお願いした。

まあ、レートを見てびっくりよ。もはや計算しちゃいけないし、こういうものだと思って行くしかない時代なんだと思う。一人ならまだしも、子どもも一緒だし、現金は保険。昔に渡韓しまくっていた人たちは行く気が失せちゃうんだろうな。

電源プラグは前回ソウルで100均(ダイソー)の海外変換プラグを買って使って、普通に使えたので買い足そうとおもったら、どこのダイソーでも売り切れてた。ネットでも700円商品しか見つからなかった。今回は持っていた変換プラグ1つを3人で使って乗り切ることに。

持っていたモバイルバッテリーは死にかけていたので、ネットの口コミが良かった同じくダイソーの10,000mAhを1,000円で購入。いやー、なんという時代。充電早いし私のiPhoneなら3回弱充電できる。日本、ダイソー様、ありがたすぎます!

こう書くと結構ちまちま準備していたんだな私。やれることはやった!あとは出発して船でのんびりビール飲むだけだ!楽しみだ!

次からはようやく出発編です。


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