9候・仲春 なむしちょうとなる
3/15-3/19
菜虫化蝶(なむしちょうとなる)
車での通勤途中に、こぶしの花の並木があります。
こぶしの花は時に、白く光を集めて、ぼんやりと並木道が発光しているように見える瞬間があります。
白く透け 光にひらく はなコブシ 霧立つ夕暮れ 夢のさけめに
3月16日の夕方。
帰り道にその並木道を通っていました。
日中は雨が降っていて、夕方からは少し冷え込みを見せていました。
うっすらと霧がでて、そこに立つこぶしの花がぼんやりと、光を放っているように見えます。
とても幻想的な光景だったので、少し夢うつつな気分になりました。
朝の光の中に見るこぶしも好きなのですが、霧の中にぼんやりと浮かぶこぶしもとても素敵でした。
花はただ咲いているだけなのに、
私たちをこことはまた違う世界(次元)へといざなってくれます。
フランスからスペインに抜けて進む、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼旅へいつか出たいと思っています。いただいたサポートは旅の足しにさせていただきます。何か響くものがありましたらサポートお願いします♪