Juneお散歩&冒険記④
生まれも育ちも左京区民の私です。
生まれた病院は比叡山の麓。
育った実家は、京都市内を走る地下鉄の北の果て”国際会館駅”から徒歩20分圏内で、国際会議場や宝ケ池のすぐ近くにあります。
国際会議場は、京都マラソンなどの折り返し地点です。
アトリエで作業する以外の時間は、今もこの国際会館の北側に位置する実家にて諸々の仕事をこなしています。
地下鉄国際会館駅からさらに北の方に広がっている、ちょうど比叡山を真東に拝めるエリア一帯は”岩倉”と呼ばれています。
この岩倉エリアは山を越えないと辿り着けないので、京都市内在住の方でも岩倉に来たことがある方はレアキャラかもしれません。
私が小さかった頃などは、一帯が田畑で国際会館とDORFさんという喫茶店以外ほとんど何もありませんでした。
新島襄氏が設立した同志社の小中学校が国際会館駅のすぐそばにあるので、この辺り一帯は今でも住宅地として人気が高いそうです。
岩倉エリアの中ほどに、大きな岩をご神体とした”磐座”があり、その名をとってこの辺一帯が「いわくら」と呼ばれるようになったこのエリア。
その昔、岩倉具視も幽閉されていたという土地でもあります。
そんな岩倉の奥の方に、とっても美味しいおやつを作られている工房があります。
KISETSUNO NEIRO さんとの出会い。
岩倉長谷町。
キセツノネイロさんとの出会いは、下の娘が通っている保育園でのこと。
娘同士が同じクラスなので、毎日のこどもらの言動や成長のことについてポツリポツリと話をしたり、徐々にですが色々と突っ込んだお話しをしたりするようにもなって、
「この方はきっと何か物作りをされていらっしゃるはず。
しかも、絶対それはやばいものに違いない」
という確信を募らせていきました。
そして、思い切ってどんなお仕事されているんですか？なんて聞いてみたら、お菓子を作ってマーケットなどで販売されているという。
そして、私が東京からお客様をお迎えするときの手土産をお願いしてみたことから、一層深いご縁を頂戴することになりました。
いつも季節ごとに作られていらっしゃる”トトノエオヤツ”という小さな包みのおやつの詰め合わせを初めていただいたときの感動は今でも覚えています。
数種類のクッキーの詰め合わせなのですが、そのお味のバランスが本当に絶妙なのです。
食感とお味とのバランスの妙が斬新で、ちっともお腹に負担がないのに、食べた満足感がしっかりある。
焼き菓子を食べているのに、なぜか体が軽くなってスッと通りがよくなる感覚があるのです。
私はこれまで、そんな不思議な美味しいオヤツを食べたことがなかったので、その日から NEIROさんの大ファンになりました。
６月18日（土） NEIROさんに手土産を買いに行く。
こちらは、京都市左京区岩倉長谷町のとある住宅地にポツリと出ている看板です。
本当に皆様に足を運んでいただきたいですが、何せ、ご説明するにはちょっと難しい場所にあります。
なので、私にDM頂きましたら「お連れいたしますぜ！」と言いたいくらいやばいオヤツに出会えるとても素敵な工房です。
そして、トトノエオヤツ夏味！全部気になるw
昨日はちょっと手土産を買いに来たのと、パンを焼いていらっしゃるご主人へ、りんごジュースで培養している『パラダイス酵母』という酵母菌のジュースをお届けに来たのでした。
この、パラダイス酵母は強力粉に塩と油少々とを混ぜて発酵させたらとても美味しい良い香りのするパン生地ができるのです。
パラダイス酵母を手渡すと、なんとそのお礼にと、京都の八瀬にある九頭竜神社さんで満月近くに汲んできたお水を頂戴しました！
そのお水がまた、めちゃくちゃパワフルなのです。ありがたや。
お菓子にも、そのお水を使っていらっしゃいます。
NEIROさんは、何せすごい熱量を持って素材と対話されながらお菓子作りをされています。
ご自身が小麦アレルギーをお持ちだったのにも関わらず、素材を選びに選んで、遺伝子組み換えがなされる以前の品種の”古代小麦”にたどり着かれて、お塩からお水からお砂糖から米粉から何から何まで…ものすごいちゃんと選んでちゃんと素材と対話してオヤツを作られているのです。
小麦の品種とアレルギー症状との関連については、遺伝子の組み替えが多ければ多いほど、アレルギーが出やすいということをNEIROさんに教えていただきました。
遺伝子組み換えをすることによって、その遺伝子の情報が掛け算になるらしく、その情報量の多さが人の身体に影響を与えるものになるようです。
だからと言って、古代小麦が全てアレルギーが出ないというわけでもないようなのですが、遺伝子情報がシンプルなほど弊害は少ないということのようです。
NEIROさん ６月の黒板
６月の黒板の言葉は、
めんどうな事に
あえて
取り組む
できれば
丁寧に
NEIROさん、マジでめんどくさい仕事をされています。
この小さい星を生地から切り抜くのもまた大変な作業です。
それを、あえてやる。
「めんどくさ」とか言いながら、それでもそこにこだわりと愛情を注ぎながら。
トトノエオヤツは、”養生”がメインコンセプトとしてあるようです。
この裏面を見て、実はいつも感動するのですが、お味の種類によって使われているお砂糖の種類が違ったり、素材そのもののお味を引き立たせていらっしゃる工夫やこだわりを垣間見る気分になります。
この仕事量、めんどくさくないわけないですよね。
「こだわると、めんどくさいじゃないですか、でも、そのめんどくさいことをやらないと本当にやりたいことってできないじゃないですか。」
ですって。
本当にそうなんですよねー、私も「めんどくさ」って思いながらも納得のいく形が決まるまで幾重にも色や線を選ぶ日々です。
かの、宮崎駿さんが出演されていたドキュメンタリーでも、「めんどくせぇ」と呟きながら作業されていたシーンがあったらしいです。
NEIROさんめんどくさいことをいつもありがとう。
そして、おいしいオヤツをいつもありがとうございます。
ガメっこ（水瓶座）の心意気を感じるオヤツ。
本当に大好きです。
インフォ
ぜひ、みんなに食べてもらいたい。
だから、私の手土産は大概NEIROさんのオヤツです。
私と会う約束をする、もしくは直に買い付けに行く。（辿り着けなさそうだったら、うちの工房経由でご案内してもいいですよw！）
もしくは、ネットでも買えますのでぜひ検索してみてくださいね。
（買えるんかい！）
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あと、近畿圏の方は各地のマーケットの出店情報をチェックされるといいかと思います♪
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私のNEIROさんへの情熱が溢れてしまいましたが、それはやっぱり、彼女の熱量の高さに触発されるし、伝播するからなのだと思います。
バイブス高いおやつ。
私の中ではピカイチです！
フランスからスペインに抜けて進む、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼旅へいつか出たいと思っています。いただいたサポートは旅の足しにさせていただきます。何か響くものがありましたらサポートお願いします♪