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#宿命の泡沫紋章 第Ⅸ章第83節

さて、本日もお話の続きを投稿していきたいと思います。

前節にて結構な裏事情が分かってきたような気がしますが、事の真相はこれから向かう先に待っている人に詳しく話してもらう事になるかと思います。



この物語の中に船がよく出てくるのは、北欧神話の神族であるフレイが「スキーズブラズニル」という折りたたみ式の船を持っていたという理由があります。

実は続編第Ⅲ章第15節でウィンが乗っていたスチームパンク的な乗り物も、船をイメージしたものとなっております。

(そして単純に、著者が帆船好きなのです。格好良いので。)

あと余談ですが、海賊旗の絵はロジャーさんが描いたものだそうです(笑)

(ゼラフィーに指摘されたので、あとで普通の旗に交換したそうですが ;)


ポイントネモ周辺には他の生物も比較的少ない、というのはリアルな話のようですね。

(実際に、自分が行って見たわけではないですが。)

アリストの「沈む前提議論(?)」みたいなものは、正編第Ⅱ章第11節にもありましたよね σ(^_^;

(でもアリストは、他にも様々なところでアポロのお世話になっている気がします;)


「ティルナノーグ」は以前もどこかで紹介したかもしれませんが、アイルランド伝承における冥界の事です。

静かで穏やかな雰囲気の漂う常若の国で、霧が立ちこめている為にアポロがこう言ったものと思われます。

目的地の周辺を守るように取り巻いている雲の塊は、ジブリの『天空の城ラピュタ』に出てくる「竜の巣」や、台風と台風の目辺りを想像してもらえると良いかと思います。

(映像で見ただけですが、海上にある台風の目の中ってすごく幻想的なんですよね。)


そういえば久し振りに描く「地元の料理」ですが、ユグドラシル圏のご飯がまだだったなぁと思ったので、ここで入れる事にしました。

こちらは「フライパンの中のちいさなもの」という意味の「ピッティパンナ」といって、ジャガイモや肉やソーセージ、タマネギやビーツを使い、最後に目玉焼きを乗せた、スウェーデンのポピュラーな家庭料理です。

・・・実はこの絵を描きながら、空腹でお腹が鳴ったのは内緒です・・・(^_^;)



今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます m(_ _)m






中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。