#宿命の守護烙印 第Ⅹ章第90節
村の日常&主人公たちの帰還にて、ほのぼのタイムも一段落です。
ひとまず一つの戦いを終え、故郷に戻った彼らは今何を考えるのか。
そして彼らの語る真実を知った人々は、何を感じるのか。
更なる戦いに向けて、準備が始まります。
今までこの物語のキーアイテムでもあるエリン(アイルランド)十字のペンダントをあまり描いてこなかったのは、宗教色が出すぎてもどうかなと思っていたからです。
しかし後にサタン戦が控えてますので、今回は敢えてアリストのペンダントを挿絵に載せております。
(最初から、物語全体の表紙絵に思いっきりエリン十字は載せてますが;)
今回の表紙絵でアポロの横にいるのは、ニウス家の飼い犬と羊です。
犬はウェルッシュ・コーギー・カーディガン(日本でよく知られているペンブロークの方ではない)で名前はライフ、羊はアイルランドで一番多く飼われているというサフォーク種です。
ウェルッシュ・コーギーはウェールズ原産の犬種なので、こちらもエリン島の近くにウェールズ(がモデルになった国)を含むケルト大陸が存在しているという示唆になっています。
羊達のいる牧場の向こう側は断崖絶壁の海で、下の方にちょっとした海岸があります。
フィアナ村の住人はそこまで光翼で飛んでいけるのですが、外から来たものが村に立ち入ることはほぼ不可能です。
実はアイルランドのキルデアとミースはほとんど海に接しておらず、ミースに一部海岸と接した地域があるのでそのイメージからとった設定です。
(この崖と海岸意外の方角は、全て守護の森と暗闇の森に囲まれています。)
今回も、初登場キャラクター(一人しかいないけど)をご紹介。
リール・フローライト→アーヴェンとグレースの息子でミサの彼氏。人懐こい性格。氷の力を使って作った民芸品などを外の世界で販売している。氷属性。
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さて、ここで一つお詫びですが、今節の表紙絵をご覧の通り、前節と同じもの(正確には前節のものは取り替えております)を使用しています。
これはそのうち直そうと思っていたものを忘れていてそのまま使ってしまった為で、というのも節の内容的にこちらの絵の方が適切ということに気付いたからでした。
なので前々々節(前前前世みたいになりましたが;)くらいから、幾箇所か表紙絵を差し替えさせていただいております。
こういったものは気付いたら放っておけない質なので、読者の皆様には誠に申し訳ないのですが、修正をかけさせていただいた事をここでお伝えしておきます。
(それに伴い、解説文も若干変更しております。)
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さて、明日はもしかしたら投稿をお休みさせていただくかもしれません。
しかし出来るだけ早めに次節をupしたいと思っておりますので、今しばらくお待ちくださいませ m(_ _)m
いつもご愛読いただき、誠にありがとうございます \(^o^)/