#宿命の泡沫紋章 第Ⅳ章第37節
一人一人のお話の続き、節タイトルの四字熟語の意味はまた後々解説致しますね。
時間が取れたので連日投稿させていただきますが、今回のお話もだいぶ「くさい」部分があります(笑)
アポロが読んでいる本を『ガリヴァー旅行記』にしているのは、アイルランド出身のイギリスの作家ジョナサン・スウィフトの作品だからです。
『ガリヴァー旅行記』には小人の国や巨人の国、かの有名な空中都市ラピュタの他に日本までが架空の国として描かれています。
(ところでアポロがフィアナ村の噴水でアリストを助けたエピソードは、正編第Ⅷ章第72節に詳しく書いてます。)
今回のお話で、各キャラクターにはそれぞれの属性に応じた得意の五感があるのですが、実は想い人に対してその五感がしっかり働いているというのが分かります(声が好きとか髪の香りが好きとか)。
それにしても風属性の人って、天使ラファエルも含めて何故か滅多に笑ってくれない人が多いですね(アリサは除く)。
風属性の人は皆、元々本家であるエリキシル家から繋がっている(分家したりというのはあるけど)ので、魂のどこかにブリギッドの力を多少の違いはあれども持っているという事です。
(代々ブリギッドとして働いてきたエリキシル家の女性の持つ力が強いというだけで、属性の継承者のようにたった一つしか存在しない魂の力というわけではないです。)
風属性の人だけでなく、今回のお話の最後にフローライト家が氷属性の本家として名前が出てきている通り、各属性にそれぞれの本家があります。
(必ずしも、本家から属性の継承者が出るわけではないということですね。)
今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございました m(_ _)m
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中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。
私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。