#宿命の泡沫紋章 第Ⅵ章第52節
さて、今回より第Ⅵ章が始まりました。
この章は今までにも増して様々な事が立て続けに起こるのと、結構情報量が多くなるかと思いますので、あまり深く考えずに読み流すくらいの方が良いかもしれません。
(ただし物語を進める上で重要な話も結構出てくるので、スルーし過ぎると読み直す羽目になります(笑))
アーヴェンさんとサンさんは年齢が同じで、ついでにアリストの父親であるライサンダーさんも二人と同世代です(ハリスさんはもう少し上)。
アーヴェンさんの息子というのは、今も水の工芸品を作って村の外で売っているリールの事ですね。
(光翼ダーナ族/フィアナ村の住民についてと、その相関関係につきましては、正編第Ⅲ章や第Ⅹ章の冒頭辺り、外伝Ⅰに少し書いております。)
そしてこの辺りでまた出て来るのが、ゼラフィーの父方の祖父でありルーウェンさんの父親であり、ゼラフィーの前の雷鳴属性の継承者であるグレンさんのお話。
この章では、グレンさんの事を大きく取り上げて語る事になるかと思います。
(アーヴェンさんがルーウェンさんにお世話になっていたという経緯は、また後ほど書いていきます。)
ところで、サンさんが言っている「良い品物は小さい包みに入っているもの」という言葉はアイルランドに実際ある諺のようなもので、小柄な男性や女性を褒める(慰める)言葉との事(ジェイムズ・ジョイス著『ユリシーズ』にも記述があります)。
そしてサンさんの言う通り、サンさんは身長が170cmちょっとあるので決して小さいわけではないのですが、アーヴェンさんとハリスさんが身長180cm越えな為にここでは小さいと言われているだけです σ(^_^;
(あくまでも現代のものですが、アイルランドの男性の身長は177cmくらいが平均だとか。ネット情報。)
今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございました (^_^)ゞ