#宿命の泡沫紋章 第Ⅶ章第71節
今節はかなり短めなので、連日投稿する事に致しました。
今節で第Ⅶ章が終わりとなりますので、そのまとめのようなものです。
実はこの過去の時代に一旦戻らなければ元々のタイムマシンの機械を返す事が出来なかったはずで、そうするとそもそも過去の時代に行く事が出来なかったはずなので、ある意味ヴァナディースさんに感謝しなければいけないところですね。
五百年前の世界からショートカットで自分の時代に戻ろうと考えていたゼラフィーは、頭は悪くないはずなのですが時々こんなうっかりミスをしでかしそうになる事があります;
ゼラフィーがミエさん達にプレゼンとしたウサギのぬいぐるみは、パリ発のキッズブランド・ボントン社のものをイメージしています(あくまでもイメージです)。
(表紙絵のウサギのぬいぐるみの背後のテーブルの上に置いてあるフランスのノエルの定番ケーキ・ブッシュドノエルも、ゼラフィーがカノン姉妹にプレゼントしたものです。
・・・リアル現実では、知らない人に物をもらったりしたらダメですけどね・・・;)
最後の場面でゼラフィーのお屋敷内のカノン姉妹の部屋に既にそれぞれのウサギのぬいぐるみが置いてある(ゼラフィーが、今回の旅が終わったらカノン家を整理に行こうと考える以前に、という意味)のは、ミエさん達が自分の家に行って本当に大切なものだけ持ち出してきていたからです。
ゼラフィーがミエさん達の部屋に入る事はほぼ有り得ないので、ゼラフィー自身はその事を全然知らなかったようです。
(実は正編の外伝Ⅳにも、文章内だけでですが、このウサギのぬいぐるみがこっそり登場していますね。)
余談ですが、ゼラフィーが買い物の紙袋を抱えて歩いていたのは、親に頼まれたのではなく、メイドさん達がノエル前で忙しそうにしていた為に、自分から引き受けたものと思われます。
もう一つ余談ですが、このウサギ達のリボンの色はカノン姉妹がそれぞれ好きな色になっています。
実は第68節の表紙絵でも、皆それぞれ好みにあった色の服を着ているんですね。
今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございました m(_ _)m
中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。