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#宿命の守護烙印 第Ⅲ章第32節

今回のお話で、ようやくこの物語の一番大事な目的である尋ね人が初登場します(過去の話で、ですが)。

少し長めの文章にはなりますが、会話多めなのであまり長くは感じないかもしれません。



今回も、登場人物紹介をさせていただきます。

ライサンダー・テレス→アリストの父親。この物語での尋ね人。飽くなき探求心の持ち主で、冒険好きでしょっちゅう外の世界を飛び回っている。自称冒険家で次期族長。現在行方知れず。炎属性。

ミッフル・テレス→アリストの母親。うっかり者で、よくドジを踏む。かなりのんびりした性格で、非常に優しい。地属性。

アルベール・テレス→アリストの父方の祖父。頑固者なクセに口が軽く、隠しておくようにと言われた本人に言われたアリストの旅立ちをアポロに話した張本人。光翼ダーナ族長。炎属性。

ハリス・ライブ→アリスト達の親世代の世話役的存在。頼りになる兄貴分。責任感がかなり強く、村の秩序を保つ事が仕事。職業は教師。炎属性。



アイルランドの義務教育は約6~15歳(初等教育1学年~中等教育3学年、ただし多少の前後あり)、学校年度は9月始まりで6月までだそう。

この理屈で言うと、実はアポロとメリッサはアリストより学年が一つ下で尚且つ義務教育の最後の一年をすっ飛ばし(現時点では、まだ夏の休暇中ではありますが)かけている事に・・・

あくまでも夢物語なので、さすがにそういうところまでは追求しませんが σ(^_^;

(自分は現実世界に幻想物語を持ち込むのはあまり好きではないのですが(個人の意見です)、幻想物語に現実世界を持ち込むのは嫌いじゃないので時々こういった解説が入る事があります。

長くなりがちなので、特に興味のない方は適当に読み流していただければ幸いです。)


オオツノシカ(ギガンテウスオオツノジカ)は、かつてヨーロッパからアジアの中北部に生息していた生物です(現在は絶滅種)。

アイルランドの泥炭地帯から化石が多く発見されたところから、アイルランドオオツノジカと呼ばれていた事もあるそうですね。


獣神ケルヌンノスはヨーロッパ各地で、特にケルト族に信仰されていたとされている狩猟と冥府の神の事です。

アイルランド伝承の固有の神ではありませんが、様々な関連説に引っかかってくる存在として此処で登場させました。

(著者が結構最近までアイルランド伝承=ケルト神話と思っていたところにも、ケルヌンノスを登場させた理由があります。

ただ実際は、アイルランド伝承≠(もしくは≒)ケルト神話が現在の通説のようですね。)




今回も、ご愛読くださりありがとうございます (>_<)ゞ




中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。