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#宿命の泡沫紋章 第Ⅶ章第69節

さて、タイムパラドックス的な事象がチラッと・・・

色々問題が起きていた状況でしたが、とりあえず今節にてなんとか解決といったところでしょうか。



銀色のドラゴンがゼラフィーの思考を読み取っているのも、前節に書いたようなドラゴンの能力のひとつですね。

・・・金色のドラゴンに至っては、他のドラゴンさえ「特殊」と言うくらいの力を持っているようですが・・・。


ゼラフィーは古い方のタイムマシンの機械でもドラゴンを元の世界に送ることが出来たとは思うのですが、万が一それで機械が寿命で壊れてしまったら自分の世界に戻れなくなるかもしれないと思ったとのこと。

(一応、古い方の機械が確かにちゃんと目的通り動作するのは確認済みなので。

 新しい方の機械がイコール古い方の機械と同一のものであるという事はもちろん分かっていますが、それでも少し不安だったようです。

 下手すると本当に、自分の本来いるべき時代に戻れなくなるので;)

なので五百年前の世界に行ったゼラフィーは、手元に古い機械と新しい機械の両方を持っているという状況のようでした。

(この物語は特にSF(サイエンスフィクション)ものではないので、いわゆるタイムパラドックスものによくある「時空間の迷子」的なものや「時間旅行でおかしてしまった禁忌」みたいなものは取り扱わなくて良いかなと思っています。

 ネタとしては、そういったものもかなり好きなのですが(笑))


銀色のドラゴンの鱗の色によって連想的にヴァナディースの事を思い出したゼラフィーは、ふと過去の時代のクリス島に向かうことにします。

それにより、次節からまた物語が少し転換する事になるかと思います。



今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございました m(_ _)m







中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。