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会いたくて

あの子は突然、旅立ちました
まだ、6歳でした

息子の仲良しの幼馴染

喧嘩したり
一緒に勉強したり…

帰り道
じゃれあいながら
仲良く…

あの子のお母さんも
二人を微笑ましくみていたそうです。

そんなあの子は
夏休みのある日
交通事故に遭い…

あの子の葬儀が終わって
暫くしてから

不思議な体験をした息子

帰り道
曲がり角で
あの子の白い体操帽がチラッと見えて
追いかけたらいなかった

とか

なんか呼ばれた気がして
振り向いたら
一瞬、白い影が見えたとか

スピリチュアルな話になってしまうけれど

あの子は寂しがり屋

「体」から抜け出した魂が
みんなに会いにきたのかも

不思議な体験をした人達が
そう言いました。

納骨が済むと、パタリと話はなくなりました。

きっと
天国から私達を見守っていてくれてるでしょう。

あれから15年…
今年も命日が来ます

『詩人の手紙展』という企画に参加することにしました。

そこで
彼に手紙を書こう!と
作りました。

天国からこっそり
見にきてくれたりしないかな

なんて思いながら
会場に搬入してきました。

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