不登校の親 3
不登校になってしまう原因は一つではない。
①いじめ
②発達障害による『困りごと』が増えてしまった
③起立性調節障害
私が知ってるのはこの3点だけど
ひょっとすると、他にも原因はあるかもしれない。
“起立性調節障害”は今でこそ、すこしずつ認知されてきているけれど、
まだまだ、偏見が多い病気である
ODと呼ばれているがオーバードゥズとは違うので注意が必要。
息子は上記の原因が複雑に絡み合っていた。
中学に入ってから、しばらくして
朝が起きれなくなった。
朝起きない息子に対して、イライラしていたし焦ってもいた。
やっと起きてきた!
と思って朝ごはんの用意を始める。
がっ!
居間でゴロンと転がり動かなくなる
声をかけてもゆすっても
全く反応しない。
あぁ…
ため息が出てしまう。
こたつがいけないのか?
部屋が暖かすぎるのか?
この頃
まだ起立性調節障害は認知されてなくて
対処法もわからず、試行錯誤が続いていた。
小学生の頃と違い、テスト期間がある
そのテストを受けられなければ、成績はつかない。
なんとかして、学校へ行こうと頑張る姿が
どうにも病的でこれはおかしいと感じ始めていた。
病院に連れて行った方がいいのでは?と
病院を探している時に、見つけた民間療法
①朝がきたらカーテンを全開にする
②目が覚めたら40℃のシャワーをあびる
③少し、塩気の多いものを食事に出す
この3点を試してみたが、
①カーテンを全開にしても目を覚さない日もあった。
ちょっと強引だが、ベットから引き摺り出した事もあるが、身動きすらせず、息をしてるか、と確認した事もあった。
(しかも、本人は全く憶えてないと…)
②目が覚めて、シャワーを浴びに行き、
そのまま寝てしまうという事も。
それでも、この方法はあっていたのか、
今でも、眠い朝はシャワーを浴びてから
出かけている。
③元々、薄味が好きで刺身も醤油をつけずに
食べていたので、これは、なかなか、難しかった。
今は醤油をつけて食べている。
“学校に行きたい”
心と体がチグハグで
息子自身が一番イライラしていた
段々と目が座り、笑わない
すぐ食ってかかるようになり
これはいかん!と
病院探しに必死になった。
なんとか、見つけた病院では
ろくに診察もせずに
「午前中いけないなら、午後から学校に行き、午前中の勉強をすれば良い。なんなら、学校にかけ合う」と。
朝から学校に行きたいから、
診察に来てるのに、
あの先生、なんにもわかってない
息子はため息をついた。
ドクターの話には信頼性がなく、
ダメだ…と二度と行かなかった。
そして
別の病院を再び探すことにした。