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読書嫌い

読書が嫌いな子だった

小学1年生になっても
絵本ばかりを読む子だった。

夏休みの読書感想文は苦痛だった

母は私をよく知っていたから
読書感想文のための本はわりと楽に読めた。

私が好きそうな本を探してきた
(逆に父は下手で積読が増えた)

文庫本をしっかり読めるようになったのは
20歳をすぎてから。
電車通勤の暇つぶしに読む始めたのが
きっかけだ。

スマホなどない時代
文庫本、新聞、週刊誌
暇つぶしはこれくらいだった。

“詩”と出会った小学生の時。

母から“みだれ髪”をもらった
年季の入った本はおそらく
母が読み込んだもの

申し訳なかったのだけど
旧仮名使いの文字は難しく、
学校でならった、“君死にたもうことなかれ”しかわからなかった。

誕生日に何が欲しい?と言われて
“リルケ”と“やなせたかし”さんの詩集を買ってもらった。

これが、私にとっての初めて、手にした詩集だ。

サンリオが出していた
小学生にも、わかりやすい詩集で
今でも、私の宝物だ。

大人になった今
“みだれ髪”が読めるようになったからというと…

あはは…と笑って誤魔化しておこう

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