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「自分は何に飢えているか」見つめられる人間に

自民党けしからんし、嫌だと思っているけど、
野党が育ってないし、どうも信用できないから、
結局投票するとなれば自民党に投票する。
でなかったら棄権しちゃうと。
で、私が申し上げたいことは、嫌でも野党に投票するしかない。
それでも3ヶ月でつぶれるかも知れない。
前回もそうだったし。
何年ももたないで、グルグルグルグル変わるかも知れない。
でもそうやってね、有権者が政治家を鍛える。
政党を作る。そういう努力を、有権者が投票によって示すと、
だんだん成長して、最終的にはイギリスのような
政権交代の二大政党になってくると思う。
それには何十年もかかると思いますよ。
民主党政権の閣僚になってみて、主人も防衛大臣をやって、
私もやりましたけど、政治が分かってないの。理念型なの。
だから、レクチャーして言う分には立派なんだけど、
だけど、「政治家だからやって下さい」って言ったら
振り向いたら誰も付いてこないって言うかね。
国民はいいなと思っててもですよ。
動かす政治の仕組みが分かってない。
その動かす仕組みを、自民党はあまりにも良く知りすぎてる。
だから、政治というものの仕組みとか動かし方が分かってない。
それ分かってないのは、経験がないから。
企業でいえば、社長やら専務やった人は会社全体とか、
他の財界とかの関係分かるけど、
新入社員じゃ分かんないじゃないですか?
だから鍛えるんですよ。
有権者が鍛えるの、野党を。で、政権を獲らせる。
その都度何かを学んでね。作っちゃ壊しで。残念ながら。
国威が下がるかも知れないけれど。しょうがないでしょうね。
やっぱり魅力ある政治ってことを見せないと。お料理と同じでね。
美味しいもの、美味しい果物がでれば「食べてみよう」、
食べておいしかったら「また」ってことになるけど、
不味いものとか腐ったモノだけ出て来たら、
食指が動かないじゃないですか?
だけどやっぱり今の戦後の、1億2千万、日本国民の中で
8割以上は戦後生まれなんですからね。
戦後生まれだって年寄りいっぱいいるんだけど。
20歳30歳40歳ぐらいの、一番もう気力も体力も知力も
全てが充実してる時に参加して動かそうって、
そういうモチベーションのきっかけは何かって申し上げると、
自分が何に飢えているか?
何を必要としているか?
それ物価なのか、子育てなのか、親の介護なのか?
あるでしょう?
もっと外国に行きたいのに、何か費用が掛かりすぎて、
現金収入が少ないから企業からお給料上げて欲しいとか、
そういうことを実現するために政治にぶつかっていく。
投票しながら。
さっき言った立ち合い議論の場で質問する。
そういう自分が参加して、
自分が生活者としての声を政治に伝える。反映させる。
その熱が私は若い人に必要だと思う。
政治家に言ったってしょうがない。
一票で変わるわけない。
そんなことない。一票で動くんです。
一票の差で落ちるんだから。

田中真紀子さんインタビュー 野党へ投票すべき必要性を語る 2023年12月20日

田中真紀子さんの演説の上手さは、ダミ声の泥臭い魅力だけでなく、
多くの人に分かりやすい言葉で考えさせてくれることだ。

独裁政権が効率が良いのは自明の理だが、
どんな方向を目指すのかは問題だ。

人を見る力を養って、
自分の考えと向き合うべきだという姿勢は、
一昔前なら「真面目はダサい」、
今なら「そんなの怖い」と思うのかも知れない。
政治は欲にまみれた恐ろしいものではないのかと、
「総理大臣の暗殺」という事件でも象徴されている。


法学部卒がずらり並んで、政治経済を学んだ多くの総理大臣の経歴。
女性の地位向上に取り組んだ市川房江氏の選挙活動から入ったため、
市民運動家というイメージの、菅直人元総理大臣が引退を表明された。
イラ菅のあだ名通り、歴代の総理の中でただひとり、
バリバリ理系の頭ではさぞやりにくかったのではないかと想像する。

東京工業大学理学部応用物理学科卒という、その学歴は異色だ。

体のトラブルが起きた際に、乱暴な表現は承知だが、
内科の医者なら「これ」と推測する薬を処方して、
経過観察しましょうと語るが、
外科の医者なら、患部を開いて速攻原因を調べようと思う。

311の時の福島原発の事故対応指揮官が、菅直人氏で幸運だったと思う。

政治経済を学んだ方なら、日本のすべての原発の保守管理が
イスラエルの一企業であることの意味は理解できるかも知れないが、
福島原発内部で起こっていたことは理解できなかったと想像する。

同じ引退の道を選んでも、歪んだ顔の老人になることなく、
晴れやかな表情を保ち続けたことで、
なんら後ろ指さされることのない政治家人生を終えるのだと知る。
いち国民として、感謝の念を送りたいと思う。

空からのピンポイント攻撃も可能な時代になったが、
田中真紀子さんはこのインタビューのあと、ひと月もたたずに、
ご自宅が全焼という悲しみに見舞われた。
ご本人が「線香を消し忘れ、ガラスが割れる音がした」と語った。
線香は消すものではない、と誰もが知っているが誰もが黙っている。

この先を進むのも退くのも泥の道が待っているなら、
進むほうを選んで、天の采配をにらみ続けるのもひとつの手かも知れない。

まだいろいろと悩んでいます。


花の種じゃなくて、苗を買ってもいいですか?あなたのサポートで世界を美しくすることに頑張ります♡どうぞお楽しみに♡