キャベツ狂騒曲で幕開け?
キャベツが一個1,000円を超すなんて、どんなブランドキャベツ?
キャベツは愛され野菜とはいえ、品薄での高値は手に取りにくくなる。
肥料が値上がりしてるとか、夏の暑さとか、
いろいろ主婦の話題には乗るけれど、主婦は主婦の立場でしかないけれど、
作る立場から見れば、また違うのだろうと思う。
単純に考えて、キャベツは値段と見合ってる野菜なのだろうかと訝しむ。
いつぞやの年は、値崩れするからと大量のキャベツを廃棄していた。
それぞれの自治体は物価の動向調査もしているはずだし、
セールチラシで最安値を頭に入れてる主婦も多いのだろうが、
そもそもキャベツってそんなに安くていいの?と思うことはないだろうか。
例えば、キュウリとかオクラとか、
その大きさや重量で比較すると、キャベツは格安だ。
そしてキャベツひと玉を購入しても、一日で食べ終わることはない。
畑の場所もキャベツの方が広さを必要とする。
キュウリやオクラはひとつの苗から、何本も収穫できるが、
キャベツは大きかろうが小さかろうが一個だ。
安い価格のキャベツは、一個当たりの儲けもそれほど多くないと思われる。
自家菜園で楽しむ人は、苗を購入して植える。
だけど、農家なら早めにビニールハウスで種を撒き、リスクも考えて、
多めに苗を作って管理し、育ったら育ったで畑に植え付けをする。
育ちやすい野菜なのかも知れないが、
収穫して出荷するには手も掛かるし、経費も掛かる。
水や電気や機械の燃料、人件費などを考えた場合、
見合う作物なのだろうか。
しかも、大手スーパーなどと取引してる場合は買い叩かれる。
もっと価格の安定した効率の良い作物が楽だ、と思うのではないだろうか。
キャベツのことだけ考えた時に、私は400円位で妥当だと思う。
安さばかりを求めるのは、農業を軽視していることになる。
問題はキャベツではなく、買うための所得があがっていないことにある。
頑張って張り続けていた糸はどこかで切れてしまう。
生鮮食品の消費税を無くすことだって、できるはずなのに。
野菜が食べられなくなる日が来ませんように。
キャベツ食べ残ししてないよね?