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A_020 何のために働くのか

採用活動はじめました

いきなりなんだ?という書き出し。
実は、僕、2024年1月から勤めている会社で採用を担当することになりました。それで急に忙しくなったわけです。その忙しさから改めて「働く」ということに面と向かって対峙することなりました。そう、意外と働くって考える機会は少なくて、今回はそんな話です。

そもそもなぜ急にそうなった

青天の霹靂というか、仕事が増える時は急にやってくるものです。簡単にいうと異動に伴って前任者の仕事を引き継ぐ形になったわけです。
その仕事量、一人分(笑)


正直、会社のために働くなんてことを声に出していう人がどれくらいるだろうか?あなたはどうですか。僕は、多分、会社のためとは言わないです。そのコミュニティに属する人たちが幸せでいられることを前提に「使命感」をベースに仕事をしています。コミュニティという言い方もポイントで、働く仲間はもちろん、ステークホルダー、お客様、とにかく関わる人全てです。そう思って仕事をする分には苦にならない。いいことだ。でもね、仕事の量は一人分オンされるわけで、8時間の業務時間とすれば、当然その倍が必要。止めることもあれば、仕事を誰かに振り分けることも必要です。受け止めると言ったらやる。損な性格ですが、笑いながら真剣に受け止める。その結果、まあ、下手なりに仕事を増やしたわけです。

何のために働くのか

仕事が増えても、僕自身の身近な環境で不幸に感じる人は幸いいなかった。これが救いです。「急に忙しくなったけど、どうしたの?」なんて近くの人に心配されていたらやっぱり嫌じゃないですか。パートナーはいないので、そのために僕は働いているわけではないです。ではなに?と振り返ると、自分の時間とその充足のために「働いている」ことに気づきます。仕事では利他的に、プライベートでは利己的にですね。働く時間が長くなると、自分のために使う時間は限りなく減ります。やはりそれがしんどかった。
働くことがしんどいと感じるのは、そこに肯定感や充足を感じにくいから何ですね。貢献はもちろん、成果が見えず、また生産性のないものは作業と僕は呼んでいます。作業をしに職場に行く。違いませんか?

世代年代、働きはじめなどで価値観は違う

仕事では新人教育からベテラン・マネジメントの研修などへも企画・参加運営をする僕ですが、この「働く」という問いは非常に面白いものです。
新卒の社員は、概ね「使命感」「貢献」「孝行」というキーワード、中堅ベテランは「お金」、マネジメントは…、この辺りだと少し考えていることがわかりません。働く上で、お金は大事ですが、モチベーションにつながるものではないと僕は思っています。稼ぐことは選択の自由度・幅を広げてくれます。それに見合った時間やコミュニティがあってこそ。でもそこに気づくのってすごく難しい。
職場というコミュニティ単位を持っている以上、家庭・地域を含めて意外と広げることは難しいのが交友関係です。ちなみに、同年代・同期はいても彼ら彼女らを「友人」と思うことはありません。年代が離れた人たちの方が僕は「友人」と誇って言えるまであります。
働くから分離したコミュニティ。居心地がいいんです。
脱線しましたが、仕事で感じる充足感は「人」によってもたらされることがわかれば「働く」ことの価値は自ずと見えてきます。自分を動かすエンジンが何か。そう、それが働く価値観の根っこにあるのです。

認められてもいいじゃん!って思わないこと

働き、与えられた仕事をこなすこと、ミッションをクリアすることそれらで「認めてくれ」という思いは僕にもあります。認めて欲しい欲求は決して満たされません。なぜなら「当たり前」であれば平均点。褒める点数ではないんです。自分にとって100点の仕事も、仕事を管理監督する立場や与えた人間からすると「できて当たり前」=基本給のお仕事です。なので、自己評価をするときは絶対に割引して計算します。仕事の結果は、エンドにたどり着いた時点で、誰がやっても基本変わりません。そう思うと「認められる」のは難しいし、声に出して褒められることは稀なのかも知れません。
本当に働くことが認められているなら、きっとそれはそばにいる人が「お疲れ様」と声をかけてくれること、なのかも知れません。
最近は遅くまでやってるけど大丈夫か?と気にかけてもらえることが幸せかな。
結局、働くことは会社に属している以上当たり前で、認められるにはハードルが高いってことです。では、何のためにあなたは働きますか(何回目っw)

彼らは「働く」ために就職しているのではない

国民の三大義務の一つ「勤労」。
冒頭の採用担当始めましたにつながるのはここです。そう、これから会社員になろうとしてる学生は、「働く」ことを目的にしていないのです。彼ら彼女らの思う自己充足感を得るために「仕事」を選択し、「職に就く」ことを選んでいるように見えます。何か役に立ちたい、結果、誰かを「笑顔」にしたい、そのためにコミュニティに属する選択=就職であるし、新たにコミュニティを構築すること=起業なのです。コミュニティ形成のため、積極的にそして一生懸命、人とのつながりを作る。応援したいですね。
「自分の道は自分で決めた方が楽しいに決まっている」
その教えの通り、少しだけ「働く」ことの先輩である僕は、コミュニティの内外で自己充足感を高めることをおすすめしたいかな。何のために「働く」のか、自問自答してその時出した答えを持って、つまづいた時に答え合わせをする。彼らは、働き慣れた会社員よりキラキラして素敵に映ります。


そして、ライフワークバランスと言いますが、バランスを取るよりもそれぞれが充足していればいいじゃないですか。世間では「ワークライフインテグレーション」だるとか「ワークライフマネジメント」なる言葉もあるようです。
結果、仕事もプライベートも両方充足させる。働くことと自分の「好き」に満ちた世界線が共にキラキラしてたらいいなってことです。

多分、忙しいことが苦にならなくなってきたので、あとは時間管理の改善ができれば僕なりに「働く」楽しさと「写真」を楽しんでいることが相互作用でいい方向に向かいそう。なんて予感がしているので「働く」ことを書いてみました。


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