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A_008 普段使いのカメラを持つこと

写真を撮る機会ってどれくらいありますか?撮るとすれば何を使って写真を撮りますか?
そもそも写真を残す行為についてどうでしょうか?目に焼き付けておきたい景色、残しておきたい日常を、少し特別な日を、それぞれ「何か」きっかけがあって初めて起こす行動ではないでしょうか。私が最近思う特別は、両親の写真や実家で愛でている猫の写真を残したいと思うことがあります。いずれも私に何もなければ老い先長いものではないからです。猫といえば、2年前に他界した実家のトラ猫を思い出します。病気を患って、手術を何回もして…。もっと早く、もっと多くこの子の記録を残しておけばよかった。かけがえがないと思った瞬間、それを何らかの方法で留めておきたいと感じるのだと自分では結論づけました。

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1.それはなんでも良いのか

今の時代写真を撮ること自体特別なものではなくなりました。スマートフォン普及率は、75.1%(総務省 平成30年度 情報通信白書)だそうです。4人に3人はスマホを持っている=日常的に写真を撮ることが可能な機材を持っていることになります。モバイル端末全体では94.8%なので、ほぼ全ての人がなんらかの手段を持っているということになります。

・当たり前すぎると気付かないもの
写真を撮る行為に限定すれば、会社までの通勤、仕事中、帰宅、家で過ごす時間、全てに置いて意識しなければ皆無です。通勤中、私もスマホを扱いますが、カメラ機能を起動することはほぼありません。普段撮れるカメラはすでに当たり前すぎる距離にあるんです。空気と同じで、吸っていると意識しないとわからないものなのですね。お、いいな!と感じた時や、必要に迫られた時の緊急記録装置として手元のモバイル端末=スマホのカメラ機能は役に立っている、そんな感じだと感じます。

・意識下から上がってくると
恒常的にスマートフォンを使って写真を撮っている人もいます。撮る行為が意識の上面に上がっている人=フォトグラファーだと私は思います。表現の手段としてこれを選択する、現代的な選択としてこれは正解です。スマートフォンの性能は通話機能の枠を超え、コミュニケーションツール、ビジネスツールとして発達しました。カメラの機能も俗にいう”「一眼レフ」「ミラーレス」なんていらない”レベルなんです。意識の上にある人は、スマートフォンのカメラを表現のツールにしている、立派なカメラが必要のない理由はここにあると思います。

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・なんでもいいかというと、それは違う
「○○があれば、もうそれはいらないよ。」モノの代替です。これが言われるようになると「○○離れ」が聞こえてきます。若者の車離れとかよく聞きますね。単純に人口減もあると思いますが、Amazonなどのワンマイルサービスの充実も価値観を変えたきっかけかもしれません。ですが、特定層はなんでもいいかというとそうでいない人がいます。
写真であれば、機材は一つの表現手段です。スマートフォンをそれとする人がいる一方、昔からある「カメラ」の形をした機材を使い続ける人もいるわけです。

結論はこうです。
表現の手段として用いるカメラは、個々の人にとって「そうでなければ」ならないものである。

これは私にとってもそうだと思います。

2.撮る楽しさを教えてくれるものだから

実は、普段使いのカメラを最近買いまして持ち歩くことを一つの楽しみにしています。仕事に行くにしても毎日携行しています。

「普段使いにレンズ交換式のフルサイズはちょっと大きかった」

本音を言うとそうなんです。ビジネスバッグにしろ、通勤のカバンに入れるにはレンズ交換式のフルサイズではちょっとばかりかさばります。写りは文句なしだけど取り回しはよくありません。そう考えた時に持ち歩けるサイズのコンデジは手元に欲しかったもの。もちろん、フルサイズに劣るところはありますが、別の特徴では勝ります。そもそも、撮ること自体の魅力はそのままだと思います。

「ファインダーを覗く」「その瞬間を撮る」「シャッターを切る」楽しみ

カメラを持つことは、こういった楽しみがあるからです(私の場合)。絵を描くには器用ではないし、音楽もそうで、文字を書くにしても雑ですが、写真ばかりは磨けば光ると思ったのが大きいかもしれません。それ以上に、楽しいと感じることが多いように感じます。日頃見ているもの、見落としているもの、それらをパッととり出して写せることはカメラを持っていることで至極幸せなことなんだと思います。

最後は、かっこいいが正義

スマホでもできることですが、やはりカメラを持って撮る姿がかっこいい。これに尽きます。何やってても様になる人はそうですけど(笑)
こだわりも伝わるじゃないですか(笑)

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スナップ用のカメラがどれほどの変化をもたらしてくれるか、それはこれからの楽しみです。この記事を書いている今は、それを手にして1週間ぐらいです。撮影に向かう新幹線の中で記事を起こしています。旅行用のスーツケースに機材詰め込んで歩いている姿は全くカッコいいとは言えませんが(笑)

うーん、とてもまとまりのない記事になりましたが、今日はこんなところで!

【ご参考】
 写真は今回導入した富士フィルムのX100Vを使って撮影しました。




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