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メメント・モリ

「メメント・モリ」(死を想え)

そのとき、心の奥深くから、透明な感性が現れ、想像を超えた才能が開花する。

田坂広志さんの「死は存在しない」は名著だと思うのですが、「教養を磨く」も名著です。
冒頭の一節は「教養を磨く」からの抜粋です。
人が大きく変わるきっかけはいくつかありますが、死にかける、死を近くに感じることは、その最たる機会だと思います。
明日もまだ確実にやってくる、来週も、来月、来年もきっと…と思って生きていると、どんな人でも今日の生き方に弛緩が生じると思います。
でも実際は、明日どころか、次の瞬間の生死でさえ分からないのが生きているリアルだと思います。
だから、いつか死ぬ、いつかはいつか分からないという思考が根っこにある人は、行動の質が変化すると思います。
不必要に臆病になるのはよくないけど、有意義に生きようとする気構えは大事だと思います。
メメント・モリ。

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