大人と痛み
僕は昭和生まれですが、世代を越えて、これって真実ではないかと思うのです。
人が技術やスキルを得るとき、対になっているのが痛みや苦労。
乗り越えた壁が高く険しいほど、高い技術やスキルを得られます。
何の痛みもなく、何の苦しみも味わうことなく歳を重ねただけの人を、大人だと言えるのか疑問に感じます。
僕がこれまで体験してきた痛みや苦労の程度なんて、世の中的にはイージーモードかもしれませんから、僕も大した大人ではないのかもしれません。
それはさて置き、また幼い子どもはともかくとして、一定以上の年になった人にとって、痛みや苦労は大人へと成長するのに必要な栄養素だと思います。
痛みや苦労を忌避すると、大人になりきれない人を生産してしまいます。
それは本人にとっても、親にとっても良くないと思うのです。
福井晴敏さんの著作は、どの作品もハードモードなストーリーです。
万人受けはしないかもしれませんが、心にガツンと響く作品です。
いかが?
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