愛をばらまけを読んだ
夜中、暑くてモワッとしていたので、
一旦起きた。
除湿冷房をつけて、もう一度寝る。
朝から雨。
雨雨雨。
そして、今日も通院。
の前に、リアルタイムで虎に翼を観る。
花江ちゃんの「お義母さんは私みたいに人に甘えることが苦手だったから〜」とルンルンで話している姿は素敵だった。
直道さんに夢で会えてよかったね。
診察は早く終わり、そそくさと家に帰る。
昼ご飯はソーキそば。
ソーキそばをどのスーパーでも買えるようにして
くれ
全然足りなくて、豚まんも食す。
そして、眠たくなって寝た。
怠惰な暮らしをしておる。
夫は夕方からギターを弾きに出掛けた。
私は家でアンメットの続きを観た。
若葉竜也と杉咲花の演技は、ずっとすんごかった。
2人が揃うと、ぶわっとテーブルクロスを敷くみたいに、場が2人だけのものになる感じがして、
惚れ惚れしてしまう。
若葉竜也主演の映画「街の上で」がテアトル新宿で再上映されるらしい。
東京に住んでいる人はいいなぁ。
関西にもテアトル系列の映画館あるんですけど、
再上映してくれませんかね。
晩ご飯は、とろろご飯と鮭の塩焼き。
ほぼ、何も作っていないのと同じくらいの手抜き
ご飯。
さっと食べて、早く寝ようとしたけれど、
昼間散々寝たので、全然眠たくない。
なので、本を読んだ。
大阪西成にあるメダテ教会を取材した記事をまとめた本、「愛をばらまけー大阪・西成、けったいな牧師とその信徒たちー」を読み終えた。
少し前に、牧師である西田さんのインタビューをNHKで観て、がつんと頭に鉄パイプを食らったみたいな衝撃を受けた。
夫も同じく、奮い立たされるものがあったようで、本を買って私に貸してくれたのだ。
力強い言葉が、湯水のように溢れ、関西弁で
捲し立てる。
それは、説法というより漫談を聞いているかのよう。西田さんに魅了された西成のおっちゃんたちは、もう一度人生を立て直すために奮闘する。
何度裏切られても、「愛が足りん!愛をばらまけ!」と説く西田さんに対し、
「そこまでせんでも…」と思ってしまう私は、
凡人だ。
ただ、周囲が止めても盲目的に己の道を突き進む力がないと、今までメダテ教会に救われた人たちの
心を動かすことなんて出来なかったんだろうし、
私と夫の心さえも鷲掴みに出来なかっただろう。
私は大阪に住んで長いけど、西成の街には、
足を踏み入れたことは一度もない。
本に出てくるようなおっちゃんが電車に乗って、
私の隣に座ったら、必ず移動する。
ただ、生活保護のおかげで、彼らが少しでも人間
らしい暮らしができるなら、どんどん私の納めた
税金を使ってほしい。
本を読む前も同じようなことは思ってはいたのだけど、本を読んだ後にはより一層その気持ちは、
強固になった。
それは、綺麗事とか偽善者とか、そういう類の話ではなくて、私だって、「西成のおっちゃん」
になっていた未来があったかもしれないと、
いつだって思うからだ。
適応障害になって、休職手当をもらった経験もある。
この先、病気や怪我で働けなくなるかもしれない。
そんな時、人としての最低限度の生活すらも奪われ、死を待つだけの屍にはなりたくない。
誰だって、希望を持って、明日を生きる価値がある。
彼らには誇り高く生きてほしい、そう思った。
2024.6.28金曜日
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