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Findy Tools1周年の感謝と応援される・愛されるサービスに向けて
こんにちは、ファインディの山田です。
2024年1月23日にリリースをした"Findy Tools"ですが、本日で1周年を迎えることができました!
これはひとえに、レビューや特集記事、アーキテクチャページにご寄稿いただいている皆様、ツール提供企業の皆様、イベント・カンファレンスにご登壇、スポンサーいただいている皆様、アドバイザーの皆様のおかげです。
本当にありがとうございます!🙇♂️
この記事では、1年を振り返って、Findy Toolsとは何か、どこを目指していくのかを書こうと思います。
なお、本日はFindy Tools 1周年記念感謝祭もあります。会場のキャパシティの関係で全員をお呼びすることが叶わず申し訳ありません。定期的に開催をしていく予定ですので次回開催をお待ちください🙇♂️
Findy Toolsとは
Findy Toolsは、『開発ツールのレビューサイト』です。
技術選定を後押しする、というのをコンセプトにしています。
「Findy Tools」を開発ツールの導入検討をしているユーザーが利用すると、実際にツール選定をした企業の情報をもとに技術選定がしやすくなります。
また、開発ツールを掲載するベンダーには、実際の利用企業の声を活かしたコミュニティマーケティングによる新規顧客の獲得や、認知向上をご期待いただけます。
生まれた背景
リリース前に100名近いエンジニアの方にヒアリングをさせていただきました。そこでわかったことは以下の3つでした。
技術選定には、正解と終わりがないこと
その時、そのタイミングで"最適解"を意思決定している
プロダクトや事業の成長、技術の進化、組織の拡大などによって技術選定には終わりがない
意思決定に関わる要素が、複雑
自社が抱えている課題やコスト、ツールの理解度やスキル、ドメイン、組織、利用中サービスとの親和性、技術の進化、トレンドなどなど
意思決定から活用までの流れが一筋縄ではいかないことがあること
特にSaaSのサービスは単純ではなく、比較資料や稟議、トライアル、ROIの計算、活用に向けた導入推進など、ステップもある程度かかる
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非常に複雑かつ正解がない技術選定において、少しでもエンジニアの力になれればという思いでFindy Toolsは立ち上がりました。
(ここでは割愛しますが、ビジネスとして持続可能な事業にしていくために、ツールベンダー各社様にヒアリングもさせていただきました。お付き合いいただいた皆様ありがとうございました🙇♂️)
技術選定を後押しするFindy Toolsの特徴
Findy Toolsの特徴は、①フラットさ、②信頼性、③情報の質にあります。
ツールの提供視点での事例ではなく、フラットに利用企業の視点で書かれていること。また、匿名性ではなく、企業名や名前を記名いただくことで信頼性が担保されています。そして最後に、選定や活用についてかなり詳細にレビュー・アーキテクチャ等を寄稿いただいておりますので、技術選定の参考になるものをお届けできていると信じています。
(改めてになりますが、ご協力いただいているみなさん本当にありがとうございます!)
具体的には、以下のコンテンツから技術選定を後押ししています。
1. ツールページ
2. ツールレビュー
3. 特集記事
4. アーキテクチャ
5. イベント
6. カンファレンス
その中でも特徴的な3つをご紹介します。
1. ツールレビュー
実際にご利用いただいている企業のみなさまから、導入背景や導入に向けた社内の説明、ツールのPros/Cons、そして最後に検討いただいている方へのメッセージをフォーマットにしています。
100名近いエンジニアの方にヒアリングをさせていただいた際、自分たちの状況にあったユーザーが何を考えて、社内ではどのように説明して話を進めたのか?という点に時間を取られてしまっていたところからこのフォーマットを作りました。
寄稿用のフォーマットがあるので、どなたでも寄稿いただける形になっています(リリース前にFindy Toolsスタッフが確認しています)
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すでに300件以上のレビューが集まってきており、見ていただける方、書いてもいいよと言っていただける方も増えてきました。
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2. アーキテクチャ
レビューをご寄稿いただきながら、これもまたユーザーインタビューを実施していると、そのツールが具体的にどこで使われているのか、どういう構成になっているのかを知りたい、という声をもらうようになりました。
アーキテクチャからツールを知ることや、自社に近いアーキテクチャを参考に課題解決の手段を知ることもあるということからアーキテクチャに関しての記事を作って検討しました。
非常に良い反響をもらい今も継続しています!
アーキテクチャ図がいっぱいで参考になる!
— shinden (@t_shinden) May 28, 2024
業務がシンプルだからシステムもシンプル
業務が複雑でもシンプルに保つ
業務が複雑でどうしても複雑になっちゃう
みたいなのを感じるhttps://t.co/Qz9Fks8YkP
会場に展示されていた各企業のアーキテクチャ特集、これはとても良い試みだと思った。特にアーキテクチャ選択の背景や意図が書かれていて、こういうケースはこのアーキテクチャみたいな事例はなかなか転がっていないので興味深かった。
— freefloatingplanet (@__freefloating) November 26, 2024
#アーキテクチャcon_findyhttps://t.co/Rg9zUJkZTS
アーキテクチャ特集第三弾!今回はB2B SaaS!ってことでざっと見たら
— Keisuke Nishitani (@Keisuke69) June 25, 2024
・ほとんどAWS
・みんなコンテナ使ってる
・AWS Fargate or Cloud Runの採用率高
・HBaseの運用大変そ
モダンな開発環境のBtoB SaaSアーキテクチャ特集 技術選定のポイントと今後の展望 - Findy Tools https://t.co/vcdGmQp4u4
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3. カンファレンス
最後にカンファレンスです。なぜ、技術選定にカンファレンス?と思う方もいるかもしれません。
Findy Toolsが主催するオフラインのカンファレンスでは、ベンダーさんや実際に利用されている企業の方にスポンサーをいただいており、その1日でテーマ別にツールのことがわかったり、ブースで直接話を聞くことができたり、という仕掛けを作っています。また、基調講演や特別登壇などで海外の方も招聘させていただいており、今の世界の流れや日本以外の視点での考え方をミックスできるように心がけています。
様々なテーマにおいて、ツールやその利用状況を知ることで、技術選定の役に立てればと思っています。
Findy Toolsの今後
Findy Toolsでは、引き続き"技術選定を後押しする"というコンセプトのもと、様々なコンテンツを追加していく予定です。
また、大事にしていきたいこととしては、Findy Toolsは寄稿いただく皆さんの力無くしては難しいサービスになっているので、応援したくなる・愛されるサービスを目指していきます。
特に、寄稿いただいた方には、会社の技術広報や個人の技術力のアピールに何かしら役に立てるようにしていきたいと考えています。
まだまだ掲載できていないツールがあったり、OSSにはなかなか染み出しができていなかったりするのですが、挑戦するエンジニアのプラットフォームを作るというビジョンのもと、提供価値を広げていく所存です。
もっとこんな情報が欲しい!こういうデータも見たい!というのがあれば、ぜひお気軽にご連絡ください。
これからもFindy Tools、ファインディをよろしくお願いいたします!
最後に
まだまだ0→1フェーズのサービスですが、一緒に事業を作っていきたい方、思いに共感していただいた方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください!