【撮影試験】TTArtisan 25mm F2 C
TTArtisan(銘匠光学)のAPS-C用マニュアルフォーカスレンズ、「25mm F2 C」の撮影試験を行いました!
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今回紹介するものはキヤノンRFマウント用となるため、35mm判換算の焦点距離は40mm相当となります。キヤノン以外のAPS-C機、マイクロフォーサーズ機の場合の35mm判換算焦点距離はこちら。
キヤノン以外:37.5mm相当 マイクロフォーサーズ:50mm相当
ボケ・シャープチェック
F2(開放)から中央付近はシャープだが、やや柔らかめ。F2.8以降から段々とシャープへ変わり、F8とF16ぐらいが丁度良いシャープさと言って良いだろう。ボケをメインにするならF2~2.8、シャープさをメインにするならF8・F16が最適。
歪曲・周辺光量低下チェック
室内撮影なので暗めの写りとなってしまい解りづらいと思うが、開放のF2では大口径レンズの宿命と言える「周辺光量低下」が大きく表れている。F4辺りで落ち着く。電子接点を持たないためカメラ内での歪曲収差も不可能なので、全てのF値において樽形の収差が発生しやすい。
その他撮影
気になる点
APS-C対応レンズとは言え開放付近は「周辺光量低下」が著しい。また、樽型の歪曲収差も発生するので、気になる方はRAW撮影→現像がおすすめ。
フルサイズ機に取り付けた場合、35mmフルサイズセンサーをすべて使うと「ケラレ」が生じるので装着後は必ず「1.6倍クロップモード」へ切り替える必要がある。APS-C機はそのまま撮影出来るがフルサイズ機の場合は一手間かかる事を覚えておこう。
感想
中華レンズは純正から比べると劣る部分は出てくるものの、当レンズは色の出方やシャープ感は良好。中華レンズとしてはとても良い結果となっている。EOS R10との組み合わせも問題なく、手ブレについても少し生じる程度に収まっていた。ボディがEF-MマウントのEOS Kiss M2より大きいからと言う点が良かったのかも知れない。
ボディ内手ブレ補正を持つEOS R6でも撮影を行ったが、こちらは特に問題なく撮影可能。手持ちでも十分なレベル。
電子接点を持っていない関係から、周辺光量低下や歪曲収差がそのまま反映されてしまう点は否めないものの、レンズそのものの良さを活かすならこのレンズはおすすめと言える。特にオールドレンズをメインに使用している方であれば是非使って欲しい。
撮影機材:EOS R10・R6
※画像はJPEG撮って出しのものを使用しています
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