遅い「カメ」を速い「ウサギ」にしてみよう(3)
SSDへのクローン終了後、次に待っているのはドライブ交換。
果たしてしっかり起動するのか?
前回の記事はこちらです。
中身を開ける
これからHF750/AABの中身を開けていくわけですが、初めての事なので作業へ入る前に「分解工房」様のサイトを拝見し開け方を確認しました。
(分解工房様ではHF750/AABとほぼ同じ躯体のHF150/BABを取り上げています)
1:PCを裏返します。
2:裏にあるネジ(6か所)をゆるめます。
3:メモリ増設用の蓋のネジをゆるめ、蓋を外します。
4:DVDドライブを外すため右側にあるネジをゆるめます。
5:iSesamo(分解工房仕様)を用意し、DVDドライブの隙間に潜り込ませてドライブを外します。
6:iSesamoを本体とカバーの隙間に入れて、カバーを外していきます。
その際、隙間の空いた所に薄いプラスチックのものを入れておくと開けやすくなります。
7:カバーを開けます。
開ける際には破損しない様、慎重に開けていきます。
お掃除
普段開けた事が無かったので、CPUファンの周りなどがホコリまみれ・・・
そんな訳でお掃除する事にしました。
用意したのはサンワサプライ製のブロアー(エアーダスター)。
AC電源方式で、水を飛ばすほど強力な風を送ることが出来るブロアーです。
基盤に向かって当てるとものすごい勢いでホコリが舞い上がっていきました(驚)
HDD→SSD交換
ここからが本命と言える「HDD→SSD交換」です。
HDDはこの位置にあります。
1:HDDのステーが固定されているネジを外します。
2:HDDをステーごと外します。
3:HDDを固定しているステーのネジを外します。
4:SSDをステーに取り付けネジ止めします。
5:SSDを基盤に取り付けます。
6:カバーを嵌めてDVDドライブを元に戻します。
カバーを嵌める際に部品を折らない様にしてください。
メモリの取り付け→最終ネジ止め
ネジ止めする前にメモリを取り付けていきます。
今回購入したPanram製の8GBノートパソコン用メモリ(PC3-12800)。
1:メモリをケースから取り出し、パソコンのメモリ挿入箇所に入れます。
この時、静電気に注意してください。静電気が残っているとメモリの破損に繋がります。
(挿入している所が見づらく申し訳ございません)
2:メモリの蓋を取り付け、ネジ止めします。
3:本体裏側をネジ止めします。
動作確認
交換が完了し、いよいよ動作確認。
すると起動したものの・・・
何故かこの画面になってしまいWindowsが起動できず・・・。
原因を探ってみたところ、MBR(マスターブートレコード)でクローンしていたことが判明。
どうやらWindows Vista以降は「GUIDパーティションテーブル」でないと起動しないようで、改めてクローンをやり直したところ無事成功しました。
しかし、バッテリー駆動が出来ないと言う不具合が発生。仕方なく「再セットアップ」と言う形で戻すことにしました。
起動速度は変わったのか?
さて、肝心の起動速度ですが、このようになりました。
な、なんと14秒18!
改造前と比べてかなり速くなりました!!!!
「カメ」から「ウサギ」化に成功!🥳🥳🥳
HDD→SSD交換に加え、メモリを16GB(8GB×2のデュアルチャネル)に変えているのでかなりの爆速パソコンに生まれ変わってしまいました(汗)
いや~、SSDの起動速度は速いですなぁ。
でも不具合発生状態では流石に使えないので、完璧にした状態にするべく「再セットアップ」を行う予定です。
その模様は次回へ。「ウサギ」化はまだまだ続きますよ~
【※PC分解・改造・メモリ増設についての注意】
ここで私が行った方法は全て「分解工房」様のサイトを熟知し、自己責任の元で行っています。分解やメモリ増設方法を間違えると機器の故障に繋がりますので、パソコン関係に詳しくない方は専門業者に依頼するなどの方法を取ってください。
なお、保証期間内での分解・改造はやめた方が無難です。
(改造を行ったHF750/AABは、既に保証期間が切れているものです)
メモリ増設においては、静電気防止の対応が必要になりますので、素手で行う場合は春~夏辺り、静電気防止対応の手袋などを所持している場合は冬でも対応可能です。
このパソコン分解・改造において万が一故障が起きても、七語零黎は一切責任を負いません。