【2024年版】特定技能 「飲食料品製造」を解説！
2019年に特定技能が施行されてから、5年が経過しました。
2024年現在までに、飲食料品製造業分野でどの程度の人材受け入れが加速したのか、2023年12月末時点での数値をまとめてみました。
全体の7割がベトナム人
◾️ 特定技能1号外国人数
61,095名
◾️ 国別内訳
1. ベトナム 41,883名
2. インドネシア 6,574名
3. 中国 4,547名
4. ミャンマー 2,839名
5. フィリピン 2,601名
飲食料品製造業分野で働いている特定技能外国人のおよそ7割がベトナム国籍だと言うことが見て取れます。
◾️ 都道府県別内訳
1. 埼玉県 5,118名
2. 千葉県 5,031名
3. 愛知県 4,394名
4. 茨城県 3,687名
5. 神奈川県 3,363名
6. 大阪府 3,050名
7. 福岡県 2,893名
8. 群馬県 2,751名
9. 北海道 2,649名
10. 兵庫県 2,563名
飲食料品製造の拠点がある地域での受入が加速している印象です。
◾️ 試験ルート・技能実習ルート内訳
飲食料品製造分野で就労する外国人が試験合格したか、技能実習移行かをみてみましょう。
1. 試験ルート 19,493名 (32.91%)
2. 技能実習ルート 41,602名 (68.09%)
飲食分野のおよそ7割が技能実習からの移行ということがわかります。
◾️ 国別ルート内訳
1.ベトナム 41,883名
試験 ：13,481名 (32.19%)
技能実習：28,402名 (67.81%)
2. インドネシア 6,574名
試験 ：4,219名 (64.18%)
技能実習：2,355名 (35.82%)
3. 中国 4,547名
試験 ： 524名 (11.52%)
技能実習：4,023名 (88.48%)
4. ミャンマー 2,839名
試験 ： 540名 (19.02%)
技能実習：2,299名 (80.98%)
5. フィリピン 2,601名
試験 ： 305名 (11.73%)
技能実習：2,296名 (88.27%)
技能実習生として食品加工等特定技能1号移行可能業務に従事していた方が多い国籍では技能実習ルートの割合が多くを占めることがわかりました。
総評
・飲食料品製造全体の約半数もの割合をベトナム人の技能実習生移行が占める
・インドネシアは試験、その他の国では技能実習移行が多いことから、
試験の実施国や頻度に入国状況は依存し、技能実習の職種・作業の該当項目が多い分野には技能実習移行ルートが多い傾向にある。