見出し画像

18ヶ月にわたるnoborderの裏側

noborderは8月からひっそりと産声をあげました。
サービスサイトはこちら

サービスサイトからのお申し込みは9月1日からです。
いまは、絶対「感動していただける!」と確信している会社様に僕たちから勝手ながらお声かけさせていただき、サービスのご紹介をしております。

想定以上に大手企業様からのご反響をいただく中で、「これシステム化するまで大変だったでしょ」と打合中に言われることも多々ありました。

「いやー本当に大変だったんですよ!っていうのもですね・・・」と2、3時間大変だったことを話しても、そんなことよりいいサービスなのかどうかが気になる方がほとんどだと思いますし。
今回はnoborderを知っていただき(これから知るであろう方も含めて)開発までの苦労や楽しかったことをまとめていきます。

行政書士事務所との両立

実はExstan株式会社よりも2年早く、フリーの行政書士として起業しています。立ち上がりはアルバイトをしながら実務の勉強をしたり、ビザ手続きができる会社に入社して実際に手続きをやったりなど、3年間くらいは下積のような生活をしていました。

そんな中、事務所では一昨年から特定技能のご依頼を少しずついただくようになり、去年からは新しいスタッフも加わったことで事務所はどんどん成長しています。

初めは分からないことばかりで、入管に問い合わせたり、実務テキストをボロボロになるまで読み込んで気合いを入れて培った経験があってこそ、その経験を誰しもが使える仕組みとしてnoborderは生まれました。

行政書士という資格は、ご依頼をいただいて初めて活かせるものです。だからこそ、どれもこれも全てはご依頼をいただく紹介会社や、受入先のおかげですので本当に感謝しております。

そんな充実した行政書士ライフの傍で、システム開発はひっそりと始まりました。

開発に使える人的リソースは正味僕1人。増加する案件のクオリティを落とさずに新たなことを始めるにあたり、事務所では下記に注力しました。

徹底した業務フローの仕組み化
・ナレッジの共有
・クラウドサービスを使ったデータ格納

ビザのフローを徹底的に仕組化することで、各案件でとりわけ注力すべきところ、時間をかけてやるべきことがクリアになりました。

この仕組化は後々システム開発でも本当に活きましたので、世の中って何が起こるかわかりません。やろうと決めたことくらいは全力でやらないとだな、と思い至るきっかけにもなりました。

仕組化ができるようになると、スタッフとのナレッジ共有が円滑になり、実務上の確認業務にかかる時間が大幅に削減されました。仕組化している最中は本業の行政書士業務に加えて、システム開発、そしてフローの見直しの3つをやる必要がありましたので、本当に面倒臭かったです。

優先度は高いが、緊急度が高いことは、事業を進めるにあたってもっとも注視して経営者が進めるべき対象だと確信しました。

仕組化・ナレッジ共有に役立ったのがクラウドサービスでした。弊所ではGoogle Driveを使用しています。

いまだに多くの事務所が紙管理です。もちろん全てにメリデメは存在するという前提ですが、僕の場合は欲しい情報までたどり着くのに20〜30秒はかかってしまいます。

しかしDriveなら検索してデータを引っ張るだけ。膨大な申請人ファイルもCommand+Fで一発。かかっても5秒です。この1確認15秒の貯金をコツコツ積み上げて時間を捻出しました。

資金調達

融資
時間はできたとして、次は開発にかかるお金を捻出する必要があります。
取引銀行さんに作成した事業計画書について説明をし、いかに今後の日本社会において外国人雇用が一般的になっていくか、重要なのか。それについて僕らに何ができるかについてお話しさせていただきました。

銀行さんのご理解もあり、弊社はこれまでにVCからの調達なく事業をすすめてまいりました。

地方自治体からのご支援
詳細は現状お伝えできませんが、ある地方自治体からのご支援もいただいております。

開発

やっとシステム開発が進められる準備ができたときには、既に1年が経とうとしていました。開発においてまずとりかかったのは、全書類の項目分解です。重複内容をまとめたり、なるべくチェックする内容を減らせるように試行錯誤を重ねたことで、より効率的な管理が進められるようになりました。

開発で最も怖いのは、システム化することが目的化してしまうことでした。
作っていくとついつい使用感や業務フローが後回しになり、「システム化するにはどうしたらいいか」と思考しがちです。

こんな時に1人でいつも原点に立ち返り、「絶対に企業側の論理で拡大しない」と何度も言い聞かせて、山ほどの内容について本当にシステム化すべき内容なのかをシンプルにかつ多角的に判断しました。

圧倒的なユーザー視点に立ち、毎日スプレッドシートと睨み合いながら少しずつnoborderは形作られていきました。最初に触った時とは比べものにならないくらいの改善とチェックを重ねてきました。

雇用

開発にようやく目処が立ち、ローンチの時期が固まりつつあった時に次の課題となったのはスタッフの雇用でした。

僕の中でこの人しかいない!と思えたのがジョインしてくれた るかちん でした。
実は前職では同僚として働いており、その働き方にいつもリスペクトしていたので是非共にnoborderを沢山の会社さんに使ってもらえるようなサポートをしようと声をかけました。

ちなみにるかちんもnoteやっています。(毎週火曜日更新)
わかりやすく外国人雇用について知りたい方にとってもおすすめ。


Exstanを知ってもらいたい。

ようやく8月1日から、プレローンチしました。想定以上の企業様から反響をいただきました。しかし、僕らの立てた仮説ではもっと多くの企業様にお役立ていただけると確信していたので、もっと会社のこと、そしてシステムのことを知ってもらう必要があると感じました。

そこで始めたのがこのnote、とTwitterです。

noteは少なくとも毎週1回更新。Twitterは積極的にフォロワーとやり取りすることを決めています。まだまだですが、頑張っています。

少しでも多くの方にExstan、noborderを知っていただくことで外国人雇用を考えるキッカケになれるよう今後も発信を進めていきます。

特定技能申請管理クラウド「noborder」はこちら↓↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?