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正しいことを正しくやる。やり続ける

「不合理な障壁なき社会の実現」に向けて、動き出したExstanは創業から7年目に入った。
23歳で創業して、30歳になり新しくご縁をいただいた方々からは「若いねー」と言われることはなくなり、「30歳で代表をやっているなんで若いねー」と枕詞がつく年代にいつのまにか突入していた。

これまであまり意識してこなかったが、ひとつ、実は会社としてすごく大切なことをやりつづけていたことに気づいたのだ。
それは「正しいことを正しくやる」という意識である。

社会経験をあまり積まずに、会社を興してここまでやってこれたのはいろんな要因があるにせよ、この意識が大きく関わっていると強く感じている。

事業を進めていく中で、これまで沢山の誘惑があった。
でもそのすべてに違和感があったからやらない選択を取り続けた。
めちゃめちゃお金は稼げるけど、目指したい会社には必要だと思えないことがそれにあたる。勿論一人の人間として、家族をもつものとして生活を営んでいくこと、従業員に給料を払い続けるためにもお金は大切だということは認識している。

それでもこの会社と仕事がしたい!と思った会社としかこれまで取引しなかった。働く人のことを本当に大切に思っている言動や行動、僕らとの仕事の進め方など打ち合わせを進めるごとにその解像度は上がっていく。

そのためいろんな理由をつけてお断りした仕事も山ほどある。
ただ、この会社と仕事がしたい!と思った以上、受けた仕事は全力で必死にやり遂げて信用を獲得し続けてきたと思う。

この会社としての思想は従業員にも浸透している。なんなら僕よりもまっすぐ愛をもって仕事をしていると感じることもしばしばあるほどに。

この思想は真水のようにどこかで僕が変わってしまったらすぐに濁ってしまうほど、脆いものだと感じている。

信用してもらっている相手に少し嘘をつく。ズルをする。その場は凌げるかもしれないが、今度からどんな行動を取る場合にもその選択肢は外せなくなる。そして2度目も選んでしまうある種麻薬だと感じている。

タバコを吸わない人は、吸った人の匂いが敏感に感じ取れるという。
このような行動や言動にも匂いがある。この匂いが自分、会社についてしまうと、死ぬまで拭い取れない。

ビザ申請、noborder、人材紹介など、少しずつできることが増えてきて、今更自分の思想を変えるつもりはない。この匂いのことを社会では「信用」と名前を変えて数値化できない対人評価として常に人間社会で重要視されていると思う。

30歳程度の社会では若者にはいる小僧が生意気なことを書き散らしているかもしれないが、今後も仕事は選びつづける。そして選んだ仕事は死んでも離さず責任をもって取り組み続けるだけだ。

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