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報告を受けるムズさ

これまで自分一人で進めていた事業の内、スタッフにお願いする領域が段々と増えていきました。

まさに「手漕ぎボート」から、「エンジン付きの船」へと企業が少しずつ変化していっているのだと感じます。

その中で、これまで自分でやっていた事業をスタッフ主軸で進めてもらう中で、自分が知りたい情報をゲットする難しさを最近感じるようになりました。

報告を受ける時間は、お金が発生しません。
つまり報告時間が短ければ短いほど、1事業にかかる単価が高くなり、会社としてはより早くミッション実現に近づきます。

裏を返せば、報告に無駄に時間がかかれば会社の損失でしかないということです。

指示代名詞

あの案件ですが・・・」
「どの案件?」
細かいところではありますが、報告を受ける時は基本的に別の仕事をしていたり、何かしら考えています。スタッフはメインで事業を担当しているため、悪気なんてなく「報告を受ける側もなんの案件か分かる前提」で話します。

指示代名詞については、こちらがスタッフの話を止めて確認しないと、話はどんどん進んでいき、「結局何の案件だったっけ?」で、「結論なんの報告だっけ?」みたいなことになりかねません。

Exstanでは、指示代名詞は実際のモノ・コトに置き換えて話すことをかなり重要視しています。もし1日5回報告をする・受けるとして、毎回指示代名詞が出た会話を止めて、確認する時間が10秒かかったとすると、50秒自分と他人の時間を失っていることになります。会社としては1回の報告で20秒、5回で100秒、月20日働くとすると、2,000秒、分にすると33分、年240日働いたとしたら、6.6時間も失っています。

こう考えると、めちゃめちゃ勿体ない時間だと思いますよね?
不明瞭な指示代名詞、なくしたい!


形容詞(けっこう、少し、なるはや)

「けっこうってどんくらい?」
「少しってどれくらい?そもそも普通の認識ってどこ?」
「なるはやっていつまで?」

形容詞を含んだ報告も、指示代名詞と似た理由で、確認に時間がかかります。なんなら、指示代名詞より確認に手間取る。

大切なのは「事実」と「意見」

事実の定義は、「誰から見ても同じように見えるモノ・見える角度を変えても同じように見えるモノ」です。

意見の定義は、「事実に基づく人間の意見」です。
つまり、報告をする時には「事実」⇨「意見」の流れになります。もっというと「背景」⇨「事実」⇨「意見」だとより良いです。

この事実に意見が含まれると、確認する側はどこまでが事実でどこからが意見か、を見極めないといけません。これがめっちゃ時間がかかります。

具体的に形容詞がさす量や時間を具体的に質問すると、報告側は答えに詰まってしまう場合が多いです。つまり不明瞭な報告だったということです。

キレイな報告、最高。

事実と意見が完璧に分離されている報告を受けると、体が痺れます。
なんてわかりやすいんだ!この人天才や!と心の中は踊り狂っています笑

しっかり報告ができるメリットは本当に数えられないくらいあると思います。

・自分の時間をセーブできる

・相手の時間をセーブできる

・相手の時間をセーブできるから、自分の評価が上がる

・自分の評価が上がるから給料・役職が上がりやすい

・適切な意思決定ができ、会社の利益につながる

・会社の利益につながるから、給料・役職が上がりやすい(2回目)

上記のようにスタッフ全員が報告上手になると結果、給料が上がると思います。Exstanは、間違いなくこういう当たり前のことが当たり前のようにできる人が大好きです。今はできていなくても意識すれば必ずできるようになります。

僕もまだまだ未熟なところが沢山あります。一緒に頑張っていきましょう。

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