『場』を共有する意味~「見えちゃう」「聞えちゃう」情報の価値
「テレワークで、通勤時間やダラダラ会議などの無駄な時間を解消しましょう!」
というフレーズを聞いて
「その通り!…でも、あれはどうなるかな…」
と、ふわーっとしたイメージで頭にあった違和感を形にしてくれた出来事が立て続けにあったので、書き留めてみようと思います!
1.鬼滅の刃:刀鍛冶の里編を見ていて
逃げる半天狗を、ねずこ・玄弥と共に走って追う炭治郎。
足を負傷して、これ以上走れない…
半天狗に逃げられる…
そんな時に、思い出したこと。
どこかの家の縁側で(蝶屋敷?)、だんごを食べながら善逸から聞いた話。
雷の呼吸の脚の意識の仕方。
これを思い出して、実践。半天狗に追いつく。
こんな危機の場面で、ふと思い出すのは、何気ない日常で何気なくした会話。『雑談』でしたね。
2.YouTubeで勉強中に
仕事関係の調べもので、YouTube動画を見ていたときのこと。
その人のパソコン画面で、ワードプレスのブロックテーマの編集の様子を、そのまま動画にしてくれてます。
すると、
「余談ですが…」とか「ささいなことなんですがね…」
とした上で、
「ここは、自分はこの手順でするようにしています」
「ここ、一度ゼロにしてからもう一回数値で設定すると、うまく行くんですよ。本には書いてないんですけどね」
と、かなり役立つ操作を教えてくれました。
こういうの、知っていれば一瞬で終わるけど、知らなければ何時間もぐるぐる考え込むようなものです…。
めっちゃ助かる!
3.後輩くんの思い出
YouTubeを見終わったあと、思い出したことがあります。
わたしがSE歴7ー8年目くらいで出会った、新人の男の子です。
何かあったら教えてあげて!くらいの教育係だったのですが、ひと通り教えたあと、自習や忙しいひとのお手伝いをしてもらってました。
といっても、超多忙な職場で、忙しい人は他人に指示出しする内容を考えるくらいなら、自分でぜんぶやる!というような戦場…。
わたし「誰も手伝い頼みにこないね。自習飽きた?」
後輩君「そうですね…でも、みんな忙しそうなので…」
わたし「わたしの作業で何か出たら、あとで頼むからね。」
後輩君「あ、はい。あ、でも…」
わたし「なに?」
後輩君「作業してるとこ、見てていいですか?」
わたし「ん?見てるって何を?」
後輩君「パソコンの画面を。それから、キーボード打つ様子とか。」
わたし「…うーん、い、いいよ…」
で、後輩君は、椅子をずらして背後霊みたいにななめ後ろから、わたしのディスプレイおよび手元をじーっと見ていました。けっこう長い時間。
見られている側のわたしは、落ち着かないので、作業が一区切りするごとに話かけます。
わたし「少し離れているけど、画面とか見えるの?」
後輩君「細かいとこは見えないですけど、あ、共通関数ここにあるのか…とか、それをこうやって探したのか…とか、エディタのショートカットキー、そんなのあったんだ…とか、かなり勉強になってます!」
との事でした。
4.時間をかけて『場』を共有する意味
SE業界は、出社していても、各人それぞれPCとにらめっこでテレワークしているのと変わらないような感じだったなーと思います。
でもやっぱ、違うのか。
だって、出社してそこにいれば、誰かが誰かに質問しているのが聞こえてくるし。
誰と誰がいっしょにお昼ごはん外出しているのかもわかるし。
でもそれって、知ろうと思って知っているわけじゃなく。
「聞こえてくる」「視界に入る」という、受動的な知り方。
「見えちゃう」「聞こえちゃう」情報。
「とりあえず顔出しとけ」
「遠くの親戚より近くの他人」
「犬も歩けば棒に当たる」
いろんなフレーズが頭をよぎります…。
5.「無駄な時間」という言い方への違和感
キレイな言葉ではまとめられませんでした。
でもたぶん、読んでくれた方には伝わるかな…と思っています!
そんな乱文でした🍀