【008】Today’s Branding Topic


昨日は、商品のブランドイメージを想起させるブランド要素としてのタレントについて、商品との連想に期待するのであれば、継続する必要があると書かせていただきました。しかし、毎年の契約費を抑えたい、タレントがいつも旬とは限らない、企業側のメッセージを伝えやすくしたいなどなど、企業サイドにとって、都合のいいキャラクターが欲しい状況もあるかと思います。それに応える方法の一つとして、オリジナルキャラクターという考え方があります。その事例のひとつが、このMr.CONTAC。1996年に登場。すでに26年目のロングランで起用されています。仮に毎年異なったコミュニケーションをしていたとすると、毎年ゼロスタートで消費者の認知(助成想起)を獲得する必要があり、そのために露出のコストがかかるということになります。消費者の手に取ってもらうには、ニーズと直結した純粋想起がさらに必要になります。そういった意味では助成想起が簡単に獲得でき、コミュニケーションの目的は純粋想起に特化することができ、コスト効率がいいと考えられます。