自分たちの有利な場所で戦う(+FENNEL式の話)
こんにちは、A2です。今回は自分たちが有利な場所で戦うということについて話していきます。よろしくお願いします。
はじめに
まずは、このクリップをご覧ください。
要約すると、 ジグルで敵の進行をチェックするのではなく

引き込んで倒せという話だと思います。

次にこのタイムラインを見てください。赤がATK側、FENNELです。






この画像は先日行われたpremierヘイヴンのあるラウンドのタイムラインです。赤のオーメンは元FENNELコーチのJohntaさんから1年ほどの指導を受けていた(であろう)GON選手です。
タイムラインではどこにどのようなスキルが入っているかがわからないため、推測になってしまうのですが、おそらくGON選手は本隊がAロングの敵と戦っている間、ショートからの敵の進行をチェックする役割だと思います。
その際、下図のような場所でチェックするのではなく

引き込んで味方と一緒に戦える場所で待っています。

もし①の位置で戦闘が起こった場合、詰めてきた敵vsオーメンという1v1や複数vsオーメンという状況が出来上がってしまいます。ですが、②の位置で戦闘が起こると、味方のカバーの射線をもらいながら撃ち合うことができます。
このようにGON選手は敵を引き込んで倒すということを実践しているわけです(とは言ったものの、タイムラインで確認しただけなので真意はわかりません。状況的にパラやスタンなどのスキルが飛んできて、②の位置に隠れざるを得なかっただけかもしれません)。
有利な場所とは?
以上を踏まえた上で、自分たちが有利な場所で戦うということについて話していきます。とは言っても当たり前のことではあるので、新しい発見につながるかはわかりませんが、自分なりに言語化しようと思います。
人数
有利な場所の条件の1つとして、人数が多い場所が挙げられると思います。当たり前ですが、1人で戦うより2人、3人と多ければ多いほど有利です。DEF側がサイト内で戦うことの優位性はこれにあると思います。
アセントを例にします。

この状況、Aメインでたとえ2v2だとしても、この場所で戦うのは得策ではありません。DEFリスポーンあたりにジェットがおり、サイト内へ引き込めばジェットのカバーの射線を通しながら戦うことができます。

こうなれば3v2と、人数有利で撃ち合うことができます。
スキル
スキルが入っている場所、入る場所も自分たちに有利な場所であると言えます。
一番わかりやすい例としては、ワンウェイスモークが挙げられると思います。

ワンウェイが入っていると、1人、2人抜けてきたとしても有利に撃ち合うことができます。
カウンターをする場合もスキルが入るため、有利な場所と言えます。

この時も、スキルが入る場所で撃ち合えるため、有利な場所といえます。
例外:オフアングル
オフアングルで撃ち合う時も有利な撃ち合いだと言えると思いますが、個人の力量に大きく左右されます。オフアングルとはいえ、発生するのは1v1かそれ以上の撃ち合いです。相手を複数枚倒せる保証もありませんし、チームで勝つということとは少し違いますので、ここでは深く取り上げません。
FENNEL式ボディ近?
ここで最初に述べた話に戻ります。クリップではブリーチのCLZ選手がBリンクへ敵を引き込んで倒しています。これは、人数が有利な場所で撃ち合っています。


ただの1v1をするのではなく、人数が有利になる場所まで敵を引き込む。Johntaさんの教え子たちはこのようなことを徹底して教えられるみたいなので、今後、ZETA、FENNELの試合がある時はこのような点に注目して見てみるのも良いかもしれません。
あとがき
FENNELのpremierのタイムラインを過去に見ていて、そのうえでEulerさんの配信を見たらクリップのようなことが述べられていました。まさかと思ってタイムラインを見直すと、GON選手の動きがそれにしか見えなくなったため、この記事を執筆しました。何度も言いますが真意は選手に聞かないとわかりません。しかし、こういった考え方があることが知れたことが自分にととってはプラスですし、premierの該当シーンがこのような原理原則に基づいて行われていたなら、それを見つけられて嬉しいです。