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valorantにおける動線の話

 こんにちは、A2です。今回は動線についてお話ししていきます。と言っても自分が勝手にそう呼んでるだけで、他の名前があるかもしれませんし、そんな考え方はないかもしれないのですが、GEN.Gのアセントを見るときっとそういった考え方があるんだろうなと強く感じます。5対5FPSの経験が豊富な人にとっては当たり前なのかもしれませんし、自分がそれを正しく理解できているのかも怪しいのですが、noteにアウトプットしようと思います。


動線とは

 動線って本来はどう言う意味なんでしょうか。調べたところ

動線(どうせん)とは、通路上を人が自然に動く時に通ると思われる経路を線であらわしたもの。

Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%95%E7%B7%9A

と書いていました。自分が思うvalorantでいうところの動線とは少し違います。

下図をご覧ください。

画像①

 これはアセントの防衛でよく見る配置ではないでしょうか。特に違和感はないと思います。では、これをA側、B側それぞれ線で結んでみます。

画像②

 ジェットとオーメンの間には何の障害物もなく線で結ぶことができますが、オーメンとKAY/Oの間には障害物があり、線で結ぶことができません。
 キルジョイとソーヴァは一応、線で結ぶことはできますが、マーケットにスモークが来た場合には線で結ぶことができません。

 では、線を結ぶにはどういった配置を取ればいいのでしょうか。

画像③

 これは一例ですが、KAY/Oとキルジョイの配置を少しだけ変えました。KAY/Oはツリーからではなく、スイッチからAショートを見ることで、オーメンと線を結ぶことができます。
 キルジョイとソーヴァは、アッパーとロウワーの壁からほんの少し体をずらすだけで、線を結ぶことができます。ソーヴァはBメイン、キルジョイはマーケットを見れば、抜けなく敵の進行も確認できます。

動線の意味

 今まで線で結ぶことだけをお話ししてきましたが、ではその意味とは一体なんなのでしょうか。それは、カバーやフォーカスをしやすいことです。
先ほど載せた画像①では、Aメインから敵が来た場合、基本的にKAY/Oは何もすることができません。

 Aショートに進行してきた場合も、KAY/Oの位置にはスモークを炊かれるので、グレネードを返すことは出来ても、体を使ったカバーはなかなか難しいです。

 では、KAY/Oの位置をスイッチ付近に変えてみたらどうでしょうか。

 Aメインから敵が来た場合、ちょっと移動するだけでAメインのカバーを体で取ることができますし、フラッシュも入れやすいです。
 Aショートから来た場合も同様で、ガーデンの位置にスモークが炊かれても、射線を通すことができますし、オーメンやジェットからのカバーも貰いやすいです。
 これが動線で結ぶ意味の一例です。いわゆるボディ近みたいなのも、動線に含まれると思っています。体を近づけるとカバーを取りやすいですが、それだけではなく、線で結べる状態にあるか、というのもカバーやフォーカスをする上で大事になってきます。

線で結ぶことの弱点?

 続いては、線で結ぶことの弱点?のお話をします。弱点というか特徴と言った方がいいかもしれませんが。
 先程まで例としていたアセントのA側で言うと、基本的に3人で戦うので、死ぬ時は3人で死にます。もちろん、カバーを取れるようにする配置なので、トレードを取れたり、3人だけで相手のA攻めを抑えれることもあると思います。ですが、1人も倒せずAを攻められた場合、5対2の状況になります。1人や2人だけ逃げてリテイクにするなど(基本的には)なしです。それだったら線で結んだ意味がありません。それに逃げれる場所だと線で結べないと思うので、線で結ぶ配置を取った場合、基本的には逃げれないと思った方がいいです。A側の人間の役割は、B側の人間が寄ってきて、カバーの射線を組めるまで耐えることです。

あとがき

 いかがだったでしょうか。この動線の話は、アセントだけに限った話ではないと思いますが、一番わかりやすいと思ったためアセントを例にしてみました。それと、常にこの配置を取った方がいいという話ではなく、こういう配置の取り方もあるよという紹介です。ジェットやオーメンだけ倒されて、KAY/Oだけ生き残っての3対5リテイクとなってはもったいないですから。KAY/Oのスキルや体があれば、もっと楽にトレードを取れていたのにといった場面が少なくなれば良いと思います。

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