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1+複数を作る
A2です。今回は様々なシチュエーションの人数配分についての話をします。よろしくお願いします。
1+複数とは
まず、私がどういうことを言っているのかについて話します。
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アセントの配置例です。B側にキルジョイ1人だけ置き、他の4人はA側にいます。これも1+複数を作っています。
さらにA側の4人の中でも1+複数を作れます。
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ここからさらに
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3人の中でも1+複数を作れます。
1+複数を作る意味
1+複数を作ったから何だという話ですが、これは役割を分けるために行なっていることだと考えます。例えば1枚目の例で言えば
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A側の4人は人数を多く配置しているため、積極的にエリアや情報を取りに行きます。対して、B側のキルジョイは1人なので受動的に情報を取る役割です。
2枚目の例も
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3の人たちには積極的な情報取りが、1のソーヴァにはスキルを使った安全な、受動的な情報取りが求められます。
3枚目の例は
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2のジェット、オーメンには積極的な情報取りが求められる一方、1のKAY/Oは相手のフラッシュを避けるためのアンチブラインドが求められます。
このように、1+複数を作る根本の意味は、役割の違う人間を一人作ることにあると思います。
他のシチュエーション
リテイク
リテイクシチュエーションで、この1+複数を作る意識が表れているシーンを取り上げます。
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サイト内にスカイがいることがわかっている状況でフェイド、ブリーチとオーメンで1+複数を作ります。2の人間は体を寄せ合ってカバーを取れるようにし、積極的にアクションを起こします。
対して、1のオーメンはエルボーにパラを入れた後、相手がエルボーから出てくるのを待ちます。
リテイクシチュエーションでもう一つ紹介します。
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この時、ラークを警戒する1のサイファーとAメインの取り返しに向かう3のオーメン、フェイド、ブリーチに分かれています。
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レイズとスカイを倒し、Aメインの取り返しに成功した後、ランプの位置にフェイドを置き、1の人間として機能させます。
サイトからヘヴンへの射線でブリーチが倒されてしまうものの、サイファーとオーメンが合流し、ここで2を作ります。2の人間は積極的なアクションでCT側を取り返しに行き、1のフェイドには受動的なアクションでメイン側から取り返しを行います。
プッシュ
DEFがプッシュをする際にもこの意識を作れます。
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1のオーメンは受動的なアクション、3のレイズ、フェイド、ブリーチには積極的なアクションが求められます。
また、ここから3の中でも
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Bロビーの敵と積極的に撃ち合いに行く2のレイズ、フェイドと下水からのピークをケアする1のブリーチに分かれます。
この時も1の人間には複数いる方とは違う役割が求められています。
チェック
参考動画を載せはしますが、結構わかりにくいです。すみません。
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ガレージを使ったC挟みのシチュエーション、2のネオン、サイファーは積極的にCサイトへ向かいます。
対して1のオーメンはガレージウィンドウからの飛び出しをケアするためにガレージへ残ります。
このシーンではガレージから降りてきた相手に、チェックの役割を担っていたオーメンが瞬殺されてしまいましたが、このようなシーンでも1人役割の違う人を作るという意識が表れていると思います。
まとめ
他にも様々なシチュエーションで1+複数が見られると思います。もちろん、これをあまりやっていないチームも見られるため、必須の考え方というわけではないと思いますが、チームゲームを見るにあたっての一つの指標になれば幸いです。