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A1A株式会社【2025年 年頭所感】

旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

2024年は、依然として世界情勢の不安定化による資源価格の高騰やサプライチェーンの混乱が継続し、製造業の皆様におかれましては、これまで以上に厳しい経営環境に置かれた一年であったかと存じます。

私たちA1Aは2018年の創業以来、製造業企業の調達高度化を推進すべくITツールの提供をしてきておりますが、ここ最近は皆様のITツールへの向き合い方が変化してきているように感じます。従来、ITツール導入の目的は「業務のデジタル化」「働き方改革に向けた業務効率化」がメインでした。一方、最近では上述のような外部環境の変化もあり、より経営目標に沿ったITツールの導入検討を進められる企業が増えているように感じます。

具体的には「自社の利益創出に貢献する調達機能になる」、「自社のサプライチェーン高度化に寄与する」、「コスト競争力の強化によって、自社の収益増加に貢献する」といったテーマ設定をされる企業様が多く、これは経営から求められる調達への期待が増していることに起因しているのではないかと推測しております。

私たちA1Aも皆様のありたい姿に貢献すべく、昨年8月より製造業の調達活動の高度化を支援する調達データプラットフォーム「UPCYCLE」を提供してまいりました。「UPCYCLE」は、これまで企業内で活用しきれていなかった見積明細情報をAIを活用しながら構造化データに変換し、見積データベースを活用した調達の価格の最適化をサポートするシステムです。昨年12月には、よりよいデータベース構築を実現すべく、図面情報やメール文章も「UPCYCLE」上で構造化データとして扱うことを可能にいたしました。

2025年は、デジタル化の波がさらに加速し、企業間の競争はますます激化していくことが予想されます。そのような環境下において、製造業の皆様におかれましては、データドリブンかつ、組織横断的な調達活動への転換が、企業競争力を左右する重要な鍵となると確信しております。

弊社は、引き続き、UPCYCLEの機能拡充やサービス向上に努め、製造業の皆様の調達DXを力強く支援してまいります。そして、「UPCYCLE」や、その他サービスの提供を通じて、「取引に関わるすべての人が、信頼と情熱をもったものづくりができる、世界をつくる」ことを信念に、製造業の発展に寄与していく所存です。

本年も、何卒倍旧のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。

2025年 元旦
A1A株式会社 CEO 松原脩平