コミュニケーション
昨日は放射線防災について研修を受けた。
防災情報を相手に伝えるためには「コミュニケーション」が大切!という視点から、コミュニケーションに関する講義に気づきを得た。
コミュニケーションとして、まずは自己紹介。
自己紹介は相手を知ること。
相手を知ることはコミュニケーションであり、それが風通しにつながる。
防災の観点から、2つのコミュニケーションが取り上げられた。
1つ目は「リスクコミュニケーション」
これは、平時に行うもので「双方向」のコミュニケーションとなる。災害を想定した時、住民などがコミュニケーション築くのは平時が基本であり、平時のうちに防災情報を学ぶ必要がある。情報について、「講師が説明すれば終わり」でなく、相手の理解度に合わせて説明の仕方を変える。理解してもらう為にもコミュニケーションを図る。そして、災害に備える。
2つ目は「クライシスコミュニケーション」
緊急時もしくは危険が迫っている時のコミュニケーションとなる。とにかく命に関わる状況なので、「一方向」のコミュニケーションとなる。ある程度の関係性を築いたうえで機能する。そのため、上記のリスクコミュニケーションができていない人が、クライシスコミュニケーションをするのはかなり難しい。
説明ひとつをとっても、論理や数字を持ちた説明だけではイメージできず納得出来ない人もいる。専門用語の羅列では、情報が入ってこない人もいる。伝える情報は必要だが、相手に合わせてどのように伝えるか?
まずは相手に寄り添う。それから少しずつ信頼を気づき、必要な情報を提供する。時には相手の話を傾聴し、同調し、安心も提供しながら、少しずつ関係を築いていく。それがやがて、人の命を救うきっかけになる。
最後の締めとして、講師からは「コミュニケーションに正解はない」との話であった。
確かに、バカとかアホとか、一見、強めの言葉を使ってコミュニケーションをとる夫婦もいるが、それが2人だけにか通じない愛情を込めたコミュニケーションという場合もある。
どんな形であろうと、コミュニケーションの最終目的は「信頼関係」の構築である。そんな学びだった。