成果の方程式×今の自分
今日は「過去記事 × 今の自分」をやってみる。
過去記事を読み返すと、今の自分との差に気づく。視点や価値観、心の変化など、テーマの受けとめ方が変わるので面白い。一方で変わらないものもあって、それはそれで自分の軸の確認になる。
今日のテーマはこちら。
【テーマnoteの要約】
成果=(能力 × 意欲)×(環境 × 仕組み)という話を聞いた。
掛け算がポイント
環境がゼロだと成果もゼロになるなら、置かれた場所で咲かなくてもいいかも。
この方程式は、今でもよく見返している。
研修とは「研いて修める」もの。まさに今の自分にも修められている。
20代くらいまでは
苦労は買ってでもしろ
仕事は辛くても我慢しろ
辛くても3年我慢すれば異動できる
そう思って生きてきた結果、たくさん経験を積んだし知識も得た。効率も上がったし自分なりのやり方も見えてきた。
一方で、3年我慢して異動しても、異動先での我慢は続いた。
そんな時に出会った言葉「置かれた場所で咲きなさい」
当時の自分には「これだ!」と感じ、とても響いた。
異動先での我慢、理不尽にも我慢、辛くてもここで咲くように努力する。とにかく、いつか咲くように頑張ろう。
今はまだ咲けそうにないから、地中に根を張ろう。技術の研鑽に励もう。あれ?でもこの異動先でもまだ咲けそうにない💦
クレームを言う住民はおかしい人なの?
なぜ道路に空いた穴を埋めずにいられるの?
設計成果や工事書類に不備があるのは業者のせいなの?
なぜ出張研修から帰ってきた人に聞くことが「お昼何食べた」なの?
技術士の資格を取るのは、天下り先の選択肢を増やすためなの?
なんか自分の考えと全然合わない。でも来年こそここで咲く。自分はここで咲け。頑張れ。我慢。…ん〜これ、いつ咲く?やっぱり咲けなくない?
そんなふうにモヤモヤし始めた頃、採用から17年くらい経った頃、この方程式に出会った。
成果=(能力 × 意欲)×(環境 × 仕組み)
(能力)
基準書もマニュアルも読んで現場で実践して少しずつノウハウを積み上げてきた。
(意欲)
仕事(土木)への意欲は溢れていた。管理する構造物がどんな構造で、どんな歴史があって今ここにあるのか?想像するとワクワクする。
(仕組み)
仕事を効率よく進めるために、たくさんの仕組みを作った。スケジュール管理や資料の保存、異動してもスムーズに引き継げるような体制にしてきた。
でも、環境は自分だけではどうにもならない。
チームで仕事をするならなおさらだ。これまで自分ができることはやった。それでも咲ける気がしない。
異動して多少は環境の変化があったが、全体的な周りの価値観は変わらなかった。
これに気づいてから2年半程度で退職した。
置かれた場所で咲くのは理想だが、咲けない場所に人生を捧げるなら、適切な環境へ移動して自由に大きく咲きたい。
それが今の自分の選択。後悔は無く、ワクワクしかない。