希死念慮などについて
まず初めに。
かなりセンシティブな内容になりますので、フラッシュバックしやすい方や影響を受けやすい方などは読まないことをオススメします。
コメントにて、希死念慮などへの対策はどうしているかという質問を頂きましたので答えていこうと思います。
私は元来、希死念慮や自殺願望の強い人間です。
他の解離の方よりも私は人格が多いことを自覚していますが、主な原因はそれかもしれません。
私は過去に自殺未遂まではしたことがありません。
あくまで自殺願望と希死念慮を持っているだけ。
やったのは、飲酒によるODと通常のOD程度です。
どちらも死ねればいいな、死のうかなと思ってやったことではありますが、世の中の自殺未遂に比べれば可愛いものです。
入院にならずに済んでいるのも、案外一人暮らしでODだけだからでしょう。
ですが、次に希死念慮によるODをした場合は保健所へ通報後、入院となるので抑えています。
ああ、でも、無意識に駅のホームや道路に飛び込みそうになったことは何度かあります。
秦羅は常に私の真後ろに控えています。
そして、手は常に私の腰からお腹へと回され、後ろから抱きかかえられているような形です。
そうすることで、無意識に飛び込みそうになった時などに後ろに引いて交代を可能にしています。
上層部のメンバーが常に私の周りにいるのも同じ理由です。
秦羅だけでは反応が出来ないこともあるでしょうが、7人いれば誰かしらがすぐに反応出来る上に、全員が交代権限の上位者の為、他の自殺願望を持った人格や、悪意を持って身体を傷付けるような人格を寄せ付けないという対策にもなっています。
ODに関しては、秦羅から
「30錠まで。水でやること。やるなら胃に何も入っていない時にすること。やるのは安定剤のみ」
というルールの元、本当に限界でこのままでは精神状態が危ないという時にのみ許可されます。
秦羅自身、あまりODをさせたくはないのでなるべくは控えさせたいとのことで、精神状態によっては人格交代でしばらく私が眠るなどの対策も取られています。
そして、ODをした直後に意識が途絶える前に秦羅から訪問看護に連絡が行くことで、命の危機は避けられています。
また、自傷行為にも触れますが、私はカッターで手首から前腕と二の腕を切ります。
ただ、私の場合は酷い出血があるわけではなく、ケロイド状の傷になるほど深くは切りません。
すぱっと浅く、血が出る程度に切っています。
故に、秦羅からは自傷行為の許可も降りています。
「貴女がそれで貴女を保てるならば止めません。ですが約束してください。決して深くは切らないこと。今よりも深く切るようならば僕は自傷さえ止めなくてはなりません。ですから、これだけは約束してほしいのです」
うろ覚えですが、こんな感じのことを秦羅から言われ、その約束を守っています。
私以外の人格が、自殺衝動や自傷衝動を持った場合、取られる対策は以下の3つです。
1つは内界で完結させること。
内界では何度でも死ねます。
死んだら冥界エリアに飛ばされて、特定の人格によって生き返らされるので、それを利用して気が済むまで死んでもらいます。
人格にとって本物の死は「肉体の死」または「人格の消滅(統合含む)」なので、内界では死んでも生き返ります。
もう1つは強制的に眠らせる(活動停止させる)ことです。
これは、内界では完結せず無理矢理外に出ようとする人格に対して取られる措置です。
保安人格は活動停止権限を持っているので、保安人格が見定めて必要があれば落ち着くまで眠らせます。
起きてきても落ち着いていなければ何度でも眠らせ、落ち着くまで繰り返されます。
そして最後の1つは幽閉です。
これは私達の内界の層の話になりますが(また後日詳しく別記事にて記述します)、最下層と呼ばれるエリアに運ばれます。
ここは監獄のような景色らしく(私は危ないからと見せてもらったことはありません)、ここに移されると表に出てくることは「ほぼ」不可能となります。
「ほぼ」と書いたのは以前の記事で記載した通り、不安定になると「確実に」とは言えなくなるからです。
不安定になっても基本的には表層エリアの人格が出ますが、ごく稀に最下層エリアの人格も出てしまいます。
なので「ほぼ」と表現します。
内界で完結せず、眠らせても落ち着かず、改善は見られない・肉体に危険と判断された人格はここに送られます。
こうした対策をとることで、私以外の人格が自殺願望や希死念慮を持った場合は速やかに肉体の安全が確保されます。
纏めると以下の通りです。
主人格(私)が自殺願望や希死念慮を持った場合は上層部の監視が強くなり、動きを見て交代させます。
他人格が自殺願望や希死念慮を持った場合は内界で完結させるor眠らせるor幽閉させる。
これは私達が長年かけて作り上げた世界の構造によるものなので、参考になるかは分かりません。
ですが、少なくとも監視を強める、交代に対応する、眠らせると言った対策は取りやすいかと思いますので参考になればと思います。
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