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トラウマと走り書き

想定外のことが起きると、脳が止まってしまう。
親しい知人に言わせると、見た目も止まっているらしい。

なんでも思い通りにいくなんてあり得ないし、思ってもないけれど、それでも止まってしまう。この後、どう進めればいいのか、分からなくなってしまう。思い通りにいかないと気が済まない人、みたいに外からみると見えていそうで、余計いたたまれなくなる。周りからの視線が痛い。

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「人生自分の思い通りにいくなんて、思うなよ!」
父からの言葉だ。20年前なのに、私の思考を束縛している。

今なら言い返したい。
「自分の子供を思い通りにできるなんて、思うなよ。」

全てが思い通りにはいかない、というのは事実だとは思う。しかし、その言葉のせいで、私は理想に近づくことに罪悪感を覚えるようになった。理想を描くことさえ、怖くなった。

自分の欠点を何でもかんでも親のせいにするのは、気が引けるが、それでも、親というのは子供にとっては多大な影響を与えるものだ。致し方ない。

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トラウマとは、「あることに対して上書きが出来ないこと」だと、誰かが言っていた。トラウマから抜け出したい。夢を描くこと、理想に近づくことに肯定的でありたい。他人が他人自身を正当化する、養分になってたまるか。


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