私にはダメなとこがたくさんある
私にはダメなとこがたくさんある
だからといって
私がだめな人間なわけではない
私にはダメなとこが沢山ある。できないことも沢山ある。
仕事はできないし、人とはお世辞にも仲良くなれる方ではない。休日は家でゆっくり過ごす。というか、ダラダラ過ごす。ご飯つくるのもめんどくさくて、出来合いのものとか、納豆ご飯とかで済ますことが多い。
思い返せば、これは、今に始まったことではない。
小学校の時から、運動が苦手だった。身長も小さかった。私の友達は友達が沢山いたけれど、私はその子としか、仲良くなれなかった。
…なんだ。昔から、ダメダメだったじゃない 笑
分かっていたつもりだったけれども、どこかで無意識に「明るい」自分への希望を捨てきれなかった。
苦しい。
無理だって分かっているのに、自分に対して希望を持ち続けるのは、苦しい。
だったら、いっそ捨てちまえ。
「明るい」自分になんて、私はなれないんだから。
捨てた先に自分がいる。
捨てることは希望だ。
捨ててもなお、私に残るもの。
それは才能だ。
***
私が私への希望を捨てきれないこと。
それは間違っているけれども、あっているとも思う。
「明るい」自分にはなれなくても、私には「なにか」があることを、直感的に私は知っている。
捨てて捨てて捨てまくれ。
諦めて諦めて諦めまくれ。
石像が研磨されて輝きを増すように、私も諦めるたびに「私」に近づく。途中経過は不格好かもしれない。でも、削り続ける。
私は飽きやすいが、しぶといのだ。
***
私は沢山の欠点を抱えた人間である。
でもそれは、私が私であるということであり、私の尊厳への否定ではない。