
『立場を顧みず礼儀を尽くす!?』 プチっとスタディ vol.48
[キーワードと言い換え]
三顧の礼
≒
相手方より立場が上の者であるにもかかわらず礼儀を尽くして頼みごとをすること
[解説]
皆さんも
高い役職の人や、
誰からも憧れられる偉人のような人から、
時間や労力を惜しまずに尽くしてもらえたら
「この人の為なら何でもやったっていいかも!」
と思えちゃいますよね?
(ほんとそういう人尊敬しちゃう)
※音声版の耳からプチっとスタディなら全話無料で最後まで聴けます
かの有名な三国志において蜀の武将である劉備は
諸葛亮を自國の軍師として招くにあたり、
三度も自ら諸葛亮の居所を訪れたうえ、
彼の昼寝をも急かさずに待ってから依頼をしたと言われています。
(有名だよね)
この「故事」をもとに
「依頼の際に立場や位の高い人が相手方に敬意をもって対応するような事柄」を
三顧の礼と言い表すようになりました。
ポジションが上がるとプライドが邪魔をして、
なかなかこういった行動を取りにくくなる中で
しっかり相手方に配慮が出来る人には頭が上がりません。
(ホントすごいと思う)
では、ケーススタディでもっと深堀していきます。
[ケーススタディ]
いや…もうこれ以上何を言えばいいんでしょう。。
(またですか?)
そもそも「故事成語」はそれ自体がケーススタディであり、
プチスタの構成となる「解説」と「ケーススタディ」が一括して完了してしまいます。
(言い訳だろ笑)
ただそれだけで意味が分かりやすい言葉となるのは、
やはりvol.8のストーリーテリングを一番短い形で内包しているからでしょう。
今回取り上げた「三顧の礼」は、
三國志という多くのファンがいる歴史物語から引用されるようになりました。
もちろん故事成語は他にも数多(あまた)あります。
三國志の時代は今(2021年)から約1800年以上も前の話ですが、
これだけの時が経っても過去の出来事で例えられるということは、
それだけ人の社会の構成が簡単に変わるものではないことの証明とも捉えられます。
(なんかもっともらしく語ってるけども笑)
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」(オットー・ビスマルク)
という言葉もそれを表す格言です。
変化の激しい時代にも、
まだまだ歴史から学ぶことは多そうですね。
個人的には、
通貨制度に実体のない貨幣(vol.16のビットコインなど)が加わり始めたのは、
良くも悪くも新たな学びの機会かなとも考えています。
(長い間古来の通貨システムに縛られすぎた感)
こうした現代の出来事も故事成語の様に使われる日が来るかもと考えたら、
なんだか不思議な感じです。
(ちょいちょい壮大な話挟んでくるよね笑)
[投げかけ]
皆さんも歴史や他者の経験から
何かしらの学びがないか追及してみてはいかがでしょうか?
以上
今回は三顧の礼を解説しました。
[次回のプチスタ予告]
次回は
『セレンディピティ』
こちらを解説予定です。
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