見栄で取り繕ったシェルターの中
見えない強敵に怯えてから
3月。
行きたかったライブ、数年ぶりの同窓会、友達との約束、そして不要不急の外出。
全部帳消しになった。
世界中で混乱を巻き起こしている、まだ不明点が多い感染症の恐怖。
緊急事態故に自粛を余儀なくされている。
今では外出なんて数日に一度スーパーに買い物に行くか、近場を散歩するぐらいである。
当たり前のように毎日外出していた生活が一変し、自室に篭る生活をいつまで続くのかがわからないまま時間が流れていく。
音も立てずに消えていく時間を認めたくない
まともに外出ができなくなって、自室に篭りっきりになって頭はボーッとしたまま時間がゆっくりと離れていく。
ノイズに紛れて誤魔化してきた自分と24時間を共にできる自信はなかった。
というよりは数日で打ち砕かれた、と言った方がしっくりくる。
ぼんやりとしか生きていないから、キラキラした生活とは程遠い、その日暮らしで、何の進歩もない時間軸を何周もしているだけだ。
無駄にしているのに、消えていってるのに、認めたくない。
崩れ落ちていくのも時間の問題だ。
部屋で倒れているだけじゃ
外出ができない今のうちに、打開策を見つけておきたいんだ。
終息を待っていたらきっと半年から一年は抜け殻のままだ。
苦しい中でも、楽しいと思えるエッセンスを加えていきたい。
急降下する自己肯定感を食い止めて、できることからやりたい。
書くにも書ききれない中途半端な心情を映しているのか、文章が乱暴でまとまりがなくなってきた。
好きな文章を今一度たくさん吸収してこようと今決めた。