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気になっていた近所の居酒屋に、この後、初めて一人で行く!

もうすぐ5時。もう少しで、近所にあるこの居酒屋の開店時間だ。昨年末に引っ越してきてから、気になっていたけれど、入る勇気がなかった。今日初めて一人で行くことにした。こういうのは久々なので、ちょっと高揚している。

なんとなく行った後には、もう書けなくなりそうなので、この気持ちを記事にしてみた。ふらっと一人でも行ける居酒屋になるといいな。

そもそも、なぜ今日行くぞと気合いが入っているかというと、祝日だった昨日の夕方の出来事がきっかけだ。4歳の娘とスーパーに買い物に行った帰り道にそのお店の前を通った時に、店主が写真の左側にある店名の入った蛍光灯入りの看板を設置しているところだった。いつもの場所まで移動してきて、キャスターで固定した。その後、少し離れて見ては、微妙に位置を動かすを何度か繰り返していた。私は看板の位置や向きにそこまで手間をかける几帳面さに、好感を持った。車道を挟んだ道の反対側を娘と歩きながら、無意識のうちに少し笑顔になっていたと思う。歩行も少しゆっくりになっていたかもしれない。

店主はようやく微調整を終えると満足げに一呼吸して、看板に手をついて、軽く伸びをした。その流れで店主は、少し振り返り、私たちに気がついた。車道を挟んで距離があったので目が合ったという感覚はなかったが、お店をやっている人の癖で、過去に来店したお客さんかどうかを記憶を頼りに確認したと思う。多分お客ではないなと悟った瞬間に、少しだけ間があってから一言、

店主「お散歩ですか」
私 「はい、そうです、開店準備ですか。」
店主「えぇ、そうです」

だいたい見れば分かるようなことを質問し合う。聞くまでもないことだけれど、回答ができる会話を通して、足を止める理由ができた。そのおかげでお店について質問する間ができた。

私 「何を出すお店ですか、焼き鳥?」
店主「そうですね、二、三種類。と言っても専門ではないです。
   まぁ赤提灯ですから他も色々ありますが、専門ではないです」

なんか専門ではないということを、何度も言っちゃう姿に謙虚さが見えて、お店で出すお酒や、一見さんも入れるか、お休みの曜日などを尋ねた。店主からも、お家は近くかといった質問があり、多分5分ほど話したと思う。「ビールは前はサッポロだったが、ちょっと何かあって、アサヒに変えた。日本酒の銘柄は初孫と澤乃井と、焼酎は赤霧と黒霧。料理は魚も出す、今はサワラがいい。ただ、祝日は市場が休みで困る、お店は開くのに、市場が休みじゃいけない」といった話をしてくれた。宣伝する感じはなく、私の質問に淡々と答えながら、ちょっと気の利いたことを付け加えてくれる感じ。

話しの途中にも、道を車が通ったり、歩行者が通ったりするので、5分くらいに感じただけで、本当はもっと短かったかもしれない。でも、その短い時間でも、よし、こんな店主がいるなら行ってみようと思えた。

本当なら話した当日に行けたら最高だったのだけれど、昨夜は行けなかった。せっかくの機会だ、今日を逃したら「あぁ、あのときのぉ!」とはならない気がする。まぁ今日もなるかは分からないけれど、そのときはそのとき。実は18時開店ということで、あまりゆっくりできないのだけど、開店と同時に入店してみて、一杯だけ飲んでくる。

期待通りの良いお店だといいなぁ。行ってみて、店長いないとかだったら切ないな、まぁそれも楽しいか。なんか考えてるだけだと、自分で何かの理由作って行かないまま終わっちゃいそうなので、記事書いてみた。さぁ、どうなる?


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