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ホルクエ 第2章のこと
こんにちはうっしーです。
ホルスクエストを第2章まで読んでくださってありがとうございます!
仲間も増えて内容的にも文章量的にもボリュームが増してきましたね。
相変わらず拙い文章ではありますが、続きを期待してくださっている声を励みに書いています。
ここからは第2章の旅で訪れた場所を振り返るとともに、改めてホルスクエストに登場する用語をまとめます。
それでは第3章もよろしくお願いします。
8.
ホルスクエスト 第10話
第10話
ホルスの帰還と新たな船出
目が覚めるとホルスはまたしても知らない場所にいた。今度はどこだ?
木の香りがする小綺麗な部屋で、窓の外は明るく、緑が溢れる爽やかな景色が広がっている。ふいに故郷のボコイを思い出す。
本当にどこだろう。
あの暗い月の世界ではなさそうだ。
軽いノックの音の後、ミリコが部屋に入ってくる。
その姿を見て無事に戻って来られたようだと確信した。
あ...!目が覚めたん
ホルスクエスト 第9話
第9話
暗い世界と塔のドラゴン
ホルスはケントリアという青年として、見知らぬ世界で目覚め、仲間らしき2人の人物と行動を共にする事にした。
正体がバレたらどうなるか分からないが、幸いにもケントリアというこの体の持ち主は、どこか抜けた所があるようなので、なんとか誤魔化せるかもしれない。
仲間のうちの1人、逆立った髪の大柄な男はゾルゾビア。
もう1人のメガネをかけた細身の男はプーメライ。
ぎこちない
ホルスクエスト 第8話
第8話
ルメルとの再会と異世界の扉
マトリン山の教会では毎朝、ホルスやニサンより歳上のルメルが、手のかかる弟の面倒をみるように、
朝よ顔を洗っていらっしゃい、と2人を起こしに寝室のドアを叩くのだった。
トントン
今日も朝食の用意ができて呼びに来てくれたようだ。
おおホルス!しんでしまうとはなさけない!
うん!?
ホルスは寝ぼけた体を起こそうとする。
が、体中に痛みが走って起き上がれず、急
ホルスクエスト 第7話
第7話
砂漠の遺跡と魔族の男
砂漠を渡るため、ときかりの洞窟の近くにあるザリの村を訪れたホルス、ニサン、ミリコの3人。
ここは小さな村だが、世にも珍しい砂の上を走る船「砂上船」の港があり、砂漠の西側にあるジャピタの都へ定期便が出ている。
また市場にはゼピトの港から運ばれた品が並び、買い物をする人達で賑わっている。
ザリの村の砂上船乗り場からジャピタの都へは数時間で到着。
海の船ほど揺れはな
ホルスクエスト 第6話
第6話
砂漠の大陸と洞窟の男
船は数日間の航海を終えて、ジャピテル大陸ジャピタ領にあるゼピトの港に到着した。
ポルテコ大陸の港町ポートマンとは比べ物にならないほど小さく、船が停泊できる最低限の設備しかない。
ホルス、ニサン、ミリコの3人は船長や船員にお礼を言って船を降りた。
揺れない地面に逆にふらついてしまう。
ポルテコ城下町で吟遊詩人に聞いた「ときかりの洞窟」という目的地について、どこにあ
ホルクエ第1章のこと
みなさまこんにちは。うっしーです。
ホルスクエストを読んだり、見たり、描いたりしてくれてありがとうございます。
カレンダー企画として突然始めて、後発で絵物語として第0話〜第5話まで書き進めてきましたが、一旦ここで物語は一区切りになりまして、第6話からは第2章としてホルス、ニサン、ミリコは新たな冒険の舞台、ジャピテル大陸へ上陸します。
ボコイの村から始まって、地名が色々出てきたと思いますが、正
ホルスクエスト 第5話
第5話
灯台の戦いと新大陸への船出
一行はマトリン山のふもとのベルチャムの街で旅の支度を整え、半島を横断して関所を通り、ポルテコ城下町へたどり着いた。
山奥で育ったホルスとニサンはベルチャムよりも大きな街を見るのは初めてだった。
ホルスは巨大な建造物や人の多さに素直に驚き、その様子を見たニサンは、ばか、田舎者に見られるだろ!と自身は平静を装った。
ミリコは街よりもそんな2人を見ている方が楽し
ホルスクエスト 第4話
第4話
師匠の意志と新たな旅立ち
それから更に数日が経った。
ミリコの怪我は次第に良くなって、普通に生活できるようになっていた。
ミリコの話を聞いた後、ホルスとニサンは自分たちはボコイの村出身である事を伝えた。
消失事件をきっかけにこの教会に住むようになったこと、自分たちなりに村跡を調べていたこと、何か行動を起こしたくて鍛錬を積んだりしてきたが、他にも消えた街があるなんて考えもしなかったことな
ホルスクエスト 第3話
第3話
嵐の夜と旅の魔法使い
ボコイの村が消失してから3年が過ぎた。
ホルス16歳
ニサン17歳
ルメル20歳
この3年間ホルスとニサンは、時々マトリン山のふもとにあるベルチャムの町へ出かけては、買い出しついでにボコイの村についての情報を集めた。
始めの頃はボコイの村の消失事件としてあちこちで噂になっていたが、時間が経つにつれて人々の記憶は薄れていった。
結局有力な情報は得られないまま時間だけ
ホルスクエスト 第2話
第2話
村跡の魔物と教会の少女
2人はどうしていいか分からず、しばらく無言で変わり果てた故郷を見つめた。
庭のように駆け回ったこの野山の道を間違える訳もない。
確かにここにボコイの村はあったはず。
一体何が起きた?
少しずつ思考が働き出し、2人はほぼ同時に気付いた。
平らな地面の中心に何かいる。
遠目に人影のように見えるが、よく目を凝らすと、どうやらそうではない。
人と呼ぶにはあまりにもい
ホルスクエスト 第1話
第1話
山奥の村と2人の少年
木の上で1人の少年ホルスが本を読んでいた。
この世界で生きる者なら誰もが知っている伝説。
彼は、本当か嘘かわからないこの物語が好きだった。
木の下で幼なじみのニサンが呼んでいる声がする。
山奥の小さな村ボコイ。
ここで生まれ育った少年ホルス13歳。
幼なじみで親友のニサン14歳。
ある日2人は村長からお使いを頼まれた。
このお使いが世界を巻き込む大冒険の始まり
ホルスクエスト 第0話
第0話
太陽の大地に伝わる伝説
かつて地上には太陽の民と月の民という2つの種族が平和に暮らしていた。
しかしある時、何処からともなく強大な悪が誕生し、地上の全てを支配した。
それ以来、民たちは悪に怯えて暮らすようになった。
ある時、太陽の民を率いる王と、月の民を率いる女王は平和を取り戻すために立ち上がった。
2人の王は武と智を合わせて悪しきものを倒したが、その強大な悪を消し去ることはできず、