【コミックマーケット105】初出展レポート!
こんにちは、インターネットお絵描きマンの内原と申します。
2024年12月29日(日)に行われたコミックマーケット105にて、人生初のコミケ出展を果たしました!
初めてだったので不慣れなことが多くいろいろ苦労をしたので、備忘録としてnoteを書いてみることにしました。
先日の冬コミを見て出展に興味を持った方、コミケに出てみたいけど何から始めればいいか分からないという方、ご参考になれば幸いです!
ちなみに頒布した本はこちらの通販で購入できます!
学マスの有村麻央メインのイラスト本になりますのでよかったら見てみてくださいね!
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2744842
1.何故冬コミに出たのか?
理由はいたって単純で「夏コミに行ってみたら出展したくなったから」です。
コミティアやデザフェスには過去に何度か出展したことがあったのですが、コミケには出展どころか行ったことすらありませんでした。
しかし、2024年夏、初めて夏コミに一般参加し、あのコミケの熱量に触れ「自分もやりたい!!あの熱量のさなかにいたい!」と思い、申込みを決めました。
また、5月に学園アイドルマスターがサービス開始し、絶賛ハマリ中だったため、「初めての版権同人誌は学マスがいい!」と思い、衝動的に申し込みをしました。申込日ギリギリにサークルカットを描いていたのが今では懐かしいです…。
2.冬コミ準備(当落発表~前日まで)
①11月時点で作品ゼロ!どうする!?
冬コミ申込が8月、当落発表が11月なのですが、当落発表まで全くやる気が起きませんでした。仕事やプライベートなどを優先していたのもあるし、正直「落ちてるかもしれないしな~」なんて思っていました。
ですが無事に当選!でもイラストは約2年も描いていない!
こんな状態から始まりました。
②まずは印刷所の締め切りを確認
当落発表:11/8
駆込締切:12/17
え、あと1か月も無いじゃん…。
ちなみに私は最初から駆込入稿の締め切りを前提に考えていましたが、駆込入稿は通常入稿よりも料金が3割ほど増します。(※印刷所による)
精神的にも金銭的にも、余裕を持った行動が吉です。(自戒)
③グッズを決める
印刷物よりもグッズのほうが製作期間が長いので、これから入稿でも間に合うものがあるか確認。
いろんな方に相談した結果、ミニ色紙にしました。
また、比較的短納期で作れるシールも作ることにしました。
ミニ色紙はグラフィックさん。
28日納期が間に合わなかったので、17日納期にて発注しました。
シールはデジタさんを利用。
通常納期が7日なので、結構駆け込みでも対応できるかも。
④同人誌の構成を決める
定番のB5/24ページにしました。
自分が今まで作ってきた同人誌はCDサイズの16ページが最大。
24枚のイラストを1か月で描き上げるのはさすがに無理なので、
前半:通常イラスト作品
後半:旅行で撮った写真にキャラクターイラストを合成した作品
という構成にしました。見開き単位で構成を考えたら、あとは描くだけ!!
⑤印刷部数を決める
「初心者はいったい何部刷ればいいんだ」問題、ここに終止符を打ちます。
ズバリ「同人誌通販の担当者さんに聞いてみよう!」です。
私もこの問題にかなり悩んでいたのですが、先人から上記のように助言いただいたので、メロンブックスのサークル登録をして、メールフォームで質問をしてみることにしました。
オリジナルイラスト本の売り上げがだいたい1イベント当たり20冊くらいなのですが、それよりはかなり多い部数を刷りました。
まあでも、「売れ残ってもメロブさんが引き取ってくれるし、夏コミで既刊販売すればいいし」と思ったら少し不安が軽減されるので、通販を利用する/しないはおいておいて、一回質問してみるといいかもしれません。
オリジナル作品でイベントに出ていたときは、手数料が怖くて頑なに同人誌通販サイトを利用していませんでしたが、もっと早く相談すればよかったなあ。
⑥描く!描く!描く!
コミケ出展者同士で励まし合いながら、何とか描き上げました。
こんなに根詰めて絵を描いたのは初めてかもしれないです…。ただ、二次創作って公式という名の正解があるので、迷走しすぎてドツボにハマり完成しない、という事態にはならなかったです。締め切りギリギリだったこともあり、良い意味で手の抜き方や妥協ができるようになったのかもしれません。次やるなら絶対にこんな無茶なスケジュールで本を作ったりしない。
グラフィックさんのダイレクト入稿を利用したので、データチェック無しでいきなり入稿完了です。
⑦本番に備える
入稿が終わったあとにやったことは以下の通り。
見本誌を確認する(印刷所さんが自宅に数部送ってくれる)
手書き色紙を描く
什器、袋など備品購入
机上のレイアウト検討
アナログ絵がとても苦手なので、手書き色紙はそんなに枚数を用意できませんでした。アナログの練習もしないといけないですね。
また、什器類はほとんど紙製を利用しましたが、イベントによっては防炎の物じゃないといけないのでそこはイベント要項を確認しましょう。
私が購入した什器類(例)
紙製だと折り畳めるので嵩張らなくていいですね。
サークル布は過去にこちらのサイトで作ったものを利用しています。
同人に特化した印刷所でもサークル布が作れるので、色々探してみるのもいいかもしれないですね。
3.冬コミ当日
①アクセスの良いホテルに泊まる(電車は激混み!)
赤羽駅の近くに前泊して会場入りしました。
赤羽駅は国際展示場駅まで埼京線で乗換無しでいけるのでオススメです。電車も普通に座れました。(りんかい線でいうと、大崎駅から激混みなので注意)
②会場まで向かう(道のりも激混み!)
一般参加者もサークル参加者も、駅からビッグサイトまでは同じ道のりを歩きます。ビッグサイト前まで行くと案内板があるので、それに沿ってサークル参加者入口を目指しましょう。
ビッグサイトのエレベーターはかなり混むので、キャリーバッグ1つくらいならエスカレーターを使ったほうが無難です。
③自分のスペースに到着!見本誌提出と搬入物確認
自分のスペースに見本誌提出用の封筒があるはずなので、そこに今回販売する見本誌を入れ、指定の場所に提出しましょう。
また、同人誌とポスターを直接搬入したので、自分のスペースに商品が届いていることを確認します。
中身もしっかり確認。同人誌は発注数+14冊(予備)届いていました。
④スペースを設営する
事前に検討していたレイアウトにのっとって設営をしていきます。
一人でもできなくはないけれど、お手伝いしてくれる人がいる方が安心です。
⑤新刊セットを組んでいく!(大変)
OPP袋に新刊+ミニ色紙+シールをひたすら入れていきます。
1人でやったら、めっちゃ大変でした。イベントが始まってからも、会計しては袋詰め、会計しては袋詰め…と忙しなく過ごします。
⑥イベント開始!
「人間は動いている物を目で追う習性がある」
「まずは目に止まってもらわないと」
という考えから、こんな感じでブースに立ってました。
こんな努力の甲斐あってか、時間が経つにつれて足を止めてくれる人が増えてきました。列は出来ませんでしたが、2~3人くらいがスペース前に滞留するようなシーンもありました。
後から聞いた話ですが、「オタクは基本コミュ障なので、あんまり挨拶や声掛けをしたりしない方がスペースに来てくれる」「座ってスマホをいじったり絵を描いたりしている方が声をかけてくる」らしく、どっちの対応がより手に取ってもらいやすいかは不明です。誰か教えてください。
⑦イベント終了!撤収!
イベントが終わったら、自分のブースを片付けます。次の日もイベントがあるので、速やかに撤収しましょう。(もたもたしていると急かされます)
余った在庫は段ボールに詰めて、メロンブックスさんに預けたら終了!事前登録をしていればすぐに終わります。
それではお疲れ様でした!
4.気になる売り上げは?
途中から売上のカウントをするのを忘れてしまい、在庫数から逆算した数字が以下です。
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