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【ワーホリ🇦🇺🇳🇿】体調不良時のすすめ (保険)(薬)
海外生活時の体調不良って不安で厄介ですよね…。
私たち夫婦は2人共、オーストラリアでの2年間は体調の変化や波はあったものの、病院へは行かずに乗り切りました。
というより、病院へ行くことが億劫で(気持ち的にも金銭的にも)、無理矢理やり過ごしたという方が正確な表現だと思います。
同様にがんばって耐えている方、いらっしゃいませんか…?
一方で、ニュージーランドへ来てからは何度か病院を利用しました。
海外での生活では、気候や水質の変化、新たな環境でのストレスなど、様々な要因から日本以上に体調を崩してしまうという方も多くいらっしゃいます。
海外で病院へ行くという煩わしさは私自身も十分理解していますが、深刻な問題になる前に身体を第一に必要な際は病院にかかるべきだと今は思います。
そこで今回は、ご自身の身体に必要なときに必要な行動を取ってもらえるよう、
オーストラリアとニュージーランドにおける医療制度や保険について、
さらに実際の流れや手に入る薬についてをまとめました。
ぜひ参考にしてください。
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オーストラリア・ニュージーランドの制度
もちろんオーストラリアとニュージランドではそれぞれの制度を用いており、異なる部分もありますが、日本人が外国人として暮らす上で似ていると感じる部分も多いです。
GPについて
日本では自分自身の不調内容に合わせた科の医師の診療を受けに病院選びをして足を運びます。
一方でオーストラリアでもニュージーランドでも、GP(General Practitioner)と呼ばれる科を絞らない一般診療で最初に診察を受ける必要があります。
その上、専門医による診療が必要となれば、GPの紹介状に応じて診療してもらえるという流れです。
医療制度
また、各国医療制度がありますが、それらは基本的に国民・市民や永住権保有者向けなので、一時滞在ビザの保有者はその恩恵を受けられないことも多いです。
オーストラリアでは公的医療費制度の対象者が限られており、ニュージーランドでは自身の区分によって異なる医療費が設定されています。
そのため、ワーホリや留学として滞在される方は、公的保険ではなく自分で保険会社を見つけて保険に入る必要があります。
医療保険
選ぶ医療保険には様々な選択肢があります。
日本の海外旅行保険
数日から1年ほどまで期間設定があり、基本的に旅行を対象としているため荷物の紛失などまで補償が充実しているのが特徴です。
また、契約内容の確認や購入手順に関してももちろん日本語でのやり取りなので安心感があります。
保険会社やプランにもよりますが、病院へ行く前に保険会社を通じて予約しておけば、その場での支払いなしで利用できる医療機関が各国いくつかあります。
難点は、比較的費用が高くなることです。
短期間にはなりますが、ご利用のクレジットカードに付帯している場合もあるのでご確認ください。
滞在国の会社の保険
現地の会社であれば医療機関への認知も広いので、対応できる医療機関が多いことがメリットです。
また、医療保険に絞られているのでシンプルなものから保障範囲が広いものまで料金プランも幅広くあります。
他国の医療保険
海外保険に特化した他国の保険もたくさんあります。
数多くの選択肢から、予算や保障内容などの様々な面から選択できることがメリットです。
一方で、先払いの上、医療機関利用後に申請に応じて返金、という流れのパターンも多いので、手元にお金が返って来るまで時間がかかる点はデメリットです。
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体調不良時の流れ
では実際の流れです。
まずは大前提、緊急時は救急車を呼びましょう。
以下は、体調不良時、診療を受けたい際の流れです。
キャッシュレス診療を受けたい場合は、必ず医療機関に行く前に保険会社に連絡の上、適用医療機関を確認し(保険会社が提示してくれる場合が多いです)、受診しましょう。
連絡先は海外になることが多いので、海外発信の方法も調べておきます。
受診時は保険会社の案内で受診し、必要な書類の記入を済ませます(現地のコーディネーターさんが同行してくださる場合もあります)。
キャッシュレスで済む場合は支払いなく診療が終わりますが、指定されて医療機関までの交通費や別途支払う薬代など、あとで請求できる場合もあるので、領収書などは全て置いておきましょう。
また、その後の出勤や通学に影響する場合は、診断書も忘れずにもらっておきましょう。
または、地域によって外国人向けに保険の対応が広い医療機関も存在します。そちらの費用や対応を調べて受診することも可能です。
行ける医療機関がキャッシュレス対応でない場合は、予約をして受診後、建て替え支払いをします。
その際、領収書や診断書などはその後保険会社に提出することになるので必ずもらっておきましょう。
ちなみに私が先払いで利用したニュージーランド病院では、
一時滞在者はGP登録ができないため、毎回一般診察料がNZ$120(約1万円)でしたので、キャッシュレスで対応いただける場合はキャッシュレスをおすすめします。。。
薬
病院で処方箋をもらう場合は、処方箋薬局へ行ってお薬をもらいましょう。
また、病院を受診しない場合でも、日本の薬局同様に薬局の薬剤師さんに相談して処方箋不要のお薬を購入することもできます。
ご自身で原因がわかっている方や不調の兆しなどの場合は薬局(一部お薬はスーパーでも買えます)でお薬を購入して体調の変化の様子を見ることも選択肢の一つです。
・痛み止め(解熱剤)
・花粉症などの抗アレルギー剤
・酔い止め
これらはすぐに購入できます。
まとめ
海外という慣れた環境ではない場所での暮らし。体調不良は起こり得ます。
落ち込んだり自分を責めたり、無理をせず、必要なときには休みましょう。
皆さんの不安が和らぐよう祈っています。
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