【ワーホリ🇦🇺🇳🇿】カップルワーホリのリアルなメリットデメリット
カップルやご夫婦でワーホリにチャレンジされる方も近年増えています。
私たちもその中の1組です。
日本で結婚し、2人で海外生活を始めることを決め、それぞれ退職し、オーストラリアで2年間過ごした後、ニュージーランドへ来ました。
そのような経験から考える、カップル(夫婦)ワーホリのメリットとデメリットを今回はまとめました。
これからカップルでのワーホリを控えていらっしゃる方の参考になると思います。
メリット
1. 心強い
まずはこれが何より大きいです。
わくわくする前向きな決断とはいえ、
日本というコンフォートゾーンを離れ、新生活を始める中で、
わからないことや知らないことはもちろん、メンタル的にも心配や不安になることがたくさんあります。
実際に失敗や寂しい想いもします。
その中で、同じように苦楽を共にし、味方でいてくれる人が隣にいるということは何より心強いです。
2. 選択肢が広がる
上記の心強さ故、学びや笑いに変えられた失敗も山ほどあります。
「ひとりだったら挑戦できていなかっただろうな」
「この選択していなかっただろうな」と思う経験をしてきました。
「何かあっても2人で笑えたらいいか」と思えるからこそ選択肢は広がります。
3. 共に過ごす時間が増え、仲が深まる
日本で暮らしていたときよりも圧倒的に共に過ごす時間が増えました。
それは、仕事の拘束時間の関係や、同じ仕事をしていた期間があること、部屋が限られた空間であること、が理由としては挙げられます。
また、共に過ごす時間が物理的に増えたと同時に、海外生活という未来が約束されていない環境だからこそ、「2人共将来について考えないと」というマインドになりました。
そうしたことから、雑談から真剣な話し合いまで、会話量は日本での生活の何倍にもなりました。
私たちは出会って10年近く経ちますが、”今が一番仲が良い”と自信を持って言えます。
4. 知り合いが共通
職場が違えど職場の話を家でしたり、もちろん一緒の職場であれば尚更、お互いに知らない人は(あまり)いないという状況になります。
特に私たちはオーストラリアにもニュージーランドにも到着以前からコミュニティがあったタイプではないので(どちらかが一度住んでいた、など)、
オーストラリアとニュージーランドで出会った人でお互い知らない人はいないのでは?と思います。
それぞれのカップルの過ごし方にはよると思いますが、大半の方が日本で暮らしていた時と比べて圧倒的にコミュニティや知り合いが少ないと思うので、いわゆる浮気などの心配は減ると思います。
私たちは基本的に休日も一緒に過ごしているので(それぞれが作業している時間はもちろんありますが)、日本以上にそういった心配はない環境だなと感じます。
逆を言えば、浮気どうこうに関わらず、「ひとりの時間がもっと必要だ」という方には窮屈に感じてしまうスケジュールになる可能性もあるので、休日の取り方などで調整される方がいいかもしれません。
5. 乗り越えることが多く、絆が深まる
海外での暮らしは予測できないトラブルや、失敗、理不尽など、乗り越えないといけないことがたくさん発生します。
大変ですし、つらい場面もありますが、2人で考え乗り越えることでより絆が深まります。
私たちも「あれは大変だったね」「あのときよくがんばったよね」と振り返って話せる話がたくさんできました。
デメリット
1. 部屋(特にシェアハウス)のカップルNG率が高い
「カップルNG」との記載がある投稿はたくさんあります。
カップルで来ているだけでこんなに選択肢が狭まってしまうのか…と落胆し、部屋探しの大変さを痛感しましたが、
見つけるしかありません笑
それだけ大変になる可能性を理解した上で、カップルOKのところにひたすら申し込みましょう。
2. ファーム仕事の選択肢が狭まる
私たちが経験したファームの派遣会社では、どうしても力仕事も多い関係で、男女で割り振られる仕事が異なりました。
「男性1人」が一番仕事量が多く、かつハードな仕事に割り振られる傾向にありました。
「女性2人」に振られる仕事量が一番少なかったので、ビザ取得の日数を得るには苦労されている方々もいらっしゃいました。
「男女ペア」は「男性のみ」に振るハードな仕事は振れないけれど、バランス良く仕事量が貰えるという点では一番良い組み合わせとも言えますが、男性側から見ると仕事の選択肢が狭まるとも取れるのでデメリットに入れさせていただきました。
一方で、ハードすぎる仕事は振られないと思うと男性から見てもメリットと取れるかもしれません。
3. 同じ方向性を向いていないと乗り越えられない
これは2人の関係性の話になりますが、海外生活は新鮮なことの繰り返しで、自然とストレスのかかる暮らしになります。
一つ一つ選択して進んでいく中で一緒に来た2人に気持ちや方向性のずれがあると、今後の大きな動きを決められないだけでなく、暮らしへの向き合い方の違いから関係性が悪くなることも考えられます。
それぞれが抱える海外暮らしへのストレスが一番近くにいるお互いに向いてしまうことは避けたいです。
また、海外生活では人生を変えるほどの大きな刺激を受ける可能性があることも確かです。
受け取ったものや感じ方が大きく異なれば、2人で進んでいくことへの疑問が生まれてしまうかもしれません。
選択は人それぞれですが、2人で乗り越えて行くためには、お互いの状況を共有し理解し合い、2人の未来を2人で描いていくためにこまめなコミュニケーションを取ることだと感じています。
4. 共に過ごす時間が増え、イラっともする
共に過ごす時間が増えることは、良い方向にも悪い方向にも転ぶ可能性を持っています。
私たちはファーム生活をしていた約5か月間、職場も同じ、もちろん休みも同じ、移動手段は1台の車という田舎生活、という状況から離れる時間も場所もありませんでした。
必要な期間ではありましたが、今思うと一緒にいすぎたな…と思うほど、お互いにイラッとする瞬間も増えていたように思います笑
お互いの心地良い空間や距離感を知るというのもカップルの関係性において大切なことだと感じました。
「一緒に行こう」と思えることがまず素晴らしい
今までカップルで海外生活をしている方々に出会ってきた一方で、
「夫婦で会社辞めて海外行くってすごいよね」と言われることも多いです。
友人の中では「私の彼氏は海外生活興味ない」「彼女に提案したけど断られた」という人も多くいます。
一人一人の考えや夢がある中で、
「海外で暮らそう」
「いいね!行こう」
と同じ思いを持って一歩踏み出せることは有り難いことであり、素晴らしいことだと思います。
もちろん困難は絶対にあります。
しかしながら、何より2人で楽しく笑ってワーホリというチャレンジをがんばって欲しいです。
必ず最高の経験になります。